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軍艦島ツアー体験記

軍艦島ツアー体験記-1


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こんにちは!ともっちです。
先日、「軍艦島上陸・周遊ツアー」に参加しました。
この日は絶好のクルーズ日和!!

世界文化遺産「軍艦島(正式名称:端島)」に行くには、長崎市内に5つある上陸ツアー会社のいずれかに予約する必要があります。
今回私は5つある軍艦島ツアー会社のひとつ、「軍艦島コンシェルジュ」のツアーに参加しました。
(※正式名称は端島ですが、今回は一般的に親しまれている「軍艦島」の名称で表記します。)

軍艦島コンシェルジュの上陸ツアーは、1日2便
(午前10:30発 / 午後13:40発)
荒天時を除き、年中無休で毎日催行されています。

発着所は長崎港 常盤(ときわ)ターミナル。
こちらは軍艦島コンシェルジュの専用ターミナルになっています。
(JR長崎駅からは路面電車を利用して約15分)

隣にはファミリーレストランの「ガスト」があるので、この日は昼食をガストで食べてから軍艦島ツアーに向かいました。
近くには、ちゃんぽんの元祖といわれる有名中華料理店「四海楼」もあります。

12:50 受付開始

今回は13:20頃に受付を済ませ、売店でお土産などを見ながら出港を待ちました。

お洒落なオリジナルグッズやスイーツが勢揃い!
軍艦島のお土産はここでゲットしましょう。

13:40 出港

乗船したのは、とってもスタイリッシュなクルーズ船「ジュピター」。
 揺れにくい最新の設計になっています。
しかしそれでも船酔いする場合もあるので、トイレが船内に5ヶ所もあるのは嬉しい配慮。

2009年から始まった軍艦島上陸ツアーは、連日国内外から多くの方が乗船しており、この日はなんと10ヶ国ものお客さんがツアーに参加していました。

 

デッキで潮風に吹かれながらのクルーズは最高です!!

船内では、ガイドさんがオリジナルの資料をモニターに映しながら軍艦島の説明をするのですが、とても分かりやすく、またガイドさんそれぞれの得意分野が反映されていて興味深い!!

今回ガイドをしていただいた浜口さんは、世界中を旅した経験があり、インドで象使いの免許を取得したというバイタリティの持ち主。
長崎の歴史を専門に勉強されていた方なので、軍艦島関連のことはもちろん、長崎の歴史の概要についても楽しく学ぶことができました。

途中、伊王島港に寄航し、お客さんを迎えました(このツアーは伊王島からも乗降可能)。
 軍艦島と同様に炭鉱の島であった伊王島は、閉山後、リゾート地として開発が進みました。
2011年には伊王島大橋が開通し、長崎市内から車で40分ほどで行けるようになりました。

伊王島を通過して10分ほど進むと高島が見えてきました。
 高島もかつて炭鉱で栄えた島で、軍艦島と同じく世界文化遺産に登録されている「高島炭坑 北渓井坑跡」やコバルトブルーの美しいビーチがあるんですよ。

 

軍艦島が見えてきました!!

さて、長崎港を出港して約40分、いよいよ軍艦島が見えてきました。
ちょうど逆光だったため、黒い鉛の塊のように見える巨大なシルエットはまさに「軍艦」!!

船で近づき、ぐるりと一周します。

島内に上陸後は、安全と文化財保護の観点から、指定されたエリアのみを見学することになるので、この間にさまざまな角度からゆっくりと撮影を楽しみましょう。

軍艦島の大きさは新宿駅とほぼ同じサイズ(0.06㎢)。
こんな小さな島に、最盛期には約5,300人もの住民がひしめき合うように暮らしていたというから驚きです!
最盛期(昭和34年)の人口密度は東京都の約6倍!
世界一の人口密度だったんですって(この記録は現在も破られていないそうです)!!
しかも炭鉱の現場は24時間稼働の不夜城だったというから、想像を絶するパワフルアイランドだったことでしょう!!

 

小さな島にたくさんの建物群がひしめき合い、独特の景観を作り出しています。
より多くの人が生活できるよう、1916年には日本初の鉄筋コンクリート造りの高層アパートが建設されました。
農作物を育てる場所がなかったため、アパートの屋上には日本初の「屋上菜園」が設けられていたのだとか。

ズームレンズで撮影するとこんな感じ。

こちらは「端島神社」の跡。
命がけの炭鉱の仕事に従事したこの島の人々は信仰熱心で、毎年4月3日に行われた山神祭は、島を挙げて盛大に行われていたそうです。

 

こちらは「端島小中学校」の跡。
鉄筋コンクリート7階建てで、1階から4階までが小学校、5階と7階が中学校、6階には講堂、図書室、音楽室、7階には理科室などの特別教室があったそうです。
給食を運ぶため、島で唯一のエレベーターもあったのだとか。

世界一の人口密度だった軍艦島は、子どもの数が多く、毎日賑やかな笑い声が島に響いていたのだそうです。
島には子どもたちのためのプールもありました。
水源のない島のため、真水ではなく海水を使ったプールだったそうです。


 

いのちの階段

日本の近代化を支えた産業遺産として2015年、世界文化遺産に登録された軍艦島。
閉山から40年以上経った今、実際にその現場に上陸してベテランガイドさんの説明に耳を傾けると、廃墟の中にも当時の様子を想像することができます。

写真左手に見えるレンガ造りの建物は、鉱山の中枢である総合事務所の跡。
内部には炭鉱マンのための大きな共同浴場もあったそうです。

また右端に見える階段は、主力坑だった第二竪坑へ向かう桟橋の入口。
ここから秒速8mもの速さで下降する高速エレベーターに乗り、地下約600mの採掘現場へ向かったそうです。
坑道の内部はもちろん真っ暗で、気温40度、湿度95%。
まるで岩盤浴のような環境の中で、ガス爆発や落盤など死と隣り合わせの危険な作業に従事していた炭鉱マンたち。

「一度入ると二度と出てこられないかもしれない…。」
そんな思いを抱えながら昇るこの階段は、「いのちの階段」と呼ばれていたのだそうです。

ただし、給料は非常に高かったようで、この島で働いていた方の話によると、給料は孫請の作業員でも県庁の一般職の2倍ほど。
管理者だと現在のお金に換算すると月500万円ほどもの高給だったのだとか!
さらに危険な作業を伴う部署では、5年間働いて家を五軒建てた人もいたのだそうです!

また、全国的にテレビ普及率が25%だった頃、軍艦島のテレビ普及率は100%!
他にも最新の電化製品などが多くの家庭で普及しており、しかもアパートの家賃は全て無料(会社負担)。
軍艦島の人々は非常に豊かな生活をしていたようです。

 

日本最古の鉄筋コンクリートアパート「30号棟」

なんと102年も前に建てられた7階建てのアパートで、軍艦島の歴史を語るうえで重要な核となるものです。
中庭に吹き抜けの廊下と階段があり、採光や風通しに優れたモダンなデザイン。
地下には売店もあったのだそうです。

むき出しになった内部には、机などが当時のまま残されています。

 

重要ポイント!天川(あまかわ)の護岸

軍艦島(端島)は世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産のひとつですが、世界遺産的な価値は島の礎(いしずえ)であるこの護岸にあります。
明治時代、石灰と赤土を混ぜた「天川(あまかわ)」と呼ばれる接着剤を使った石積みの護岸は、長い間波に揉まれながらも島を守り続け、特有の景観を形作っています。

 

貯炭ベルトコンベアーの支柱

精選された石炭はこのベルトコンベアーによって貯炭場に蓄えられ、石炭運搬船へと積み込まれたそうです。
 

地面から力強く生える草

「緑なき島」といわれた軍艦島ですが、今ではこんなに緑が溢れています。
廃墟の地面から力強く生える草が印象的でした。

約1時間の島内見学が終了

船に乗り込み、長崎港に戻ります(所要時間約40分)。

こちらは帰りの船で購入した「ガンショーくんのかすてらあいす(300円)」。
ひとくち頬張ると、汗がす~っと引いていきました!
長崎市の人気スイーツ店 ニューヨーク堂とのコラボ商品で、ザラメ付きの本格派カステラとバニラアイスが一度に楽しめます♪(ガンショーくんは軍艦島コンシェルジュのキャラクターです)

軍艦島コンシェルジュのHPを見ると「貪欲に研究するプロのガイドたちがフルエスコートする軍艦島上陸・周遊ツアー」と書いてありますが、今回のガイド 浜口さんは豊富な知識と経験に基づいた説明が素晴らしい名ガイドでした。

また、ツアーには数人のスタッフが同行するのですが、そのスタッフ一人ひとりのきめ細やかな心配りが本当に嬉しく、まさに「軍艦島コンシェルジュ」だと感動しました。

日本の近代化を支えた産業遺産として2015年、世界文化遺産に登録された軍艦島。
閉山から40年以上経った今、実際にその現場に上陸してベテランガイドさんの説明に耳を傾けると、廃墟の中にも当時の様子を想像することができます。

百聞は一見にしかず。

軍艦島上陸・周遊ツアーを体験してみてはいかがでしょうか。


 

軍艦島ツアーの申し込み・問い合わせ先

軍艦島コンシェルジュ
〒850-0843 長崎県長崎市常盤町1-60 常盤ターミナルビル102号
TEL:095-895-9300 FAX:095-895-9550

料金(個人):大人/4,000円 中高生/3,300円 小学生/2,000円
[午前便] 10:30長崎港発 →13:00長崎港着
[午後便] 13:40長崎港発 →16:05長崎港着


※この記事の内容は2018年6月6日掲載時のものです

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この記事を書いた人

【ともっち】
2005年から続く長崎県公式観光ブログ「GO!GO!ともっち」の3代目ブロガー。
県内をくまなく取材し、地元ならではの「旬」で「通」な観光情報を発信しています。
趣味は「旅」と「猫」と「路地裏散策」。
長崎市出身の所謂「じげもん」で、眼鏡橋付近で遊んで育ちました。
学生時代の専攻は日本史。博物館学芸員資格あり。

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