長崎市の市花『あじさい』に染まる旅。開花時期じゃなくても楽しめる、街なかのあじさいモチーフ散歩とお土産帖
長崎市の市花は『あじさい』
1968年(昭和43年)に制定されました。
市花とは、それぞれの市がその地域を象徴するシンボルとして定めた花のことです。
毎年5月下旬から6月中旬にかけて、眼鏡橋やシーボルト記念館など市内の様々な場所であじさいが咲き誇り、美しい光景を見せてくれますが、実は長崎の街ではいたるところにその歴史やモチーフが根付いています。
長崎の街には雨が似合うし、あじさいには雨が似合う。あじさいは長崎市の花にぴったり!
シーズン外でも長崎であじさいを身近に感じられるおすすめの楽しみ方をご紹介します。
掲載日:2026年07月03日
ライター:ACO
PickUp
なぜ「あじさい」が選ばれたのか?
江戸時代に出島のオランダ商館医として来日したドイツ人医師シーボルト。彼が愛した長崎の女性『お滝さん』の名前にちなんで学名「Hydrangea otaksa(ハイドランジア オタクサ)」として紫陽花を世界に紹介したことに由来しています。
学名に愛する人の名前を付けるだなんて、シーボルトさんはとてもロマンチックな方だったんですね。
路上のアート、長崎市のマンホールの蓋のデザインは・・・
私は街を歩いていると、どこへ行ってもそうなのですが足元が気になります。
足元には面白い発見があるから!
いつの頃からかマンホールが目に留まると足を止めて写真を撮るようになりました。
長崎市に引っ越してきた当初もそう。長崎市のマンホールってかわいいな~って思ったんです。
長崎市でよく見かけるのが、市の花であるあじさいが一面に描かれたデザインのマンホール。
ちなみに真ん中の☆マークは長崎市の市章『五芒星』です。
石畳にもマンホールが!長崎らしい~!
マンホールには、その土地の名産品、景色、歴史的な人物からアニメのキャラクターにいたるまで各自治体の特色がギュッと詰まっています。
マンホールはその街を表す名刺のような役割も果たしながら、目にも楽しい路上のアート。
あじさいマンホールは『マンホールカード』のデザインにも!
『マンホールカード』というカードをご存知でしょうか?
下水道への理解を深めてもらうために、全国の自治体と下水道広報プラットホーム(GKP)が共同で発行しているコレクション用のカードです。
2016年『第1弾』のマンホールカードが発行され、2026年現在では最新の『第28弾』が加わり、なんとシリーズ累計1265種類にものぼるマンホールカードが発行されています。
ついつい集めたくなってしまうマンホールカード。長崎市では2種類のマンホールカードが発行されています。(長崎県全体では10種類)
ひとつは大人気漫画『弱虫ペダルマンホール』のデザイン(作者である渡辺 航先生は長崎市出身!)
もうひとつが『あじさいマンホール』のデザインです。
あじさいマンホールのほとんどは鋳物の色ですが、市内の一部のマンホールだけ、美しく色付けされたカラーマンホールが設置されています。
私が見つけたのは、大浦天主堂やグラバー園の周辺、南山手地区です。
南山手地区には『長崎市南山手地区町並み保存センター』があり、あじさいのカラーマンホールがデザインされたマンホールカードが無料配布されています。
ぜひ立ち寄って、旅の思い出に1枚いかがでしょうか♪
コレクション魂に火がついて、ここからマンホールカード集めの旅が始まるかもしれません。
路面電車の電停にもあじさい!
長崎と言えば、路面電車が走る街。旅に訪れた人も一度は乗ることになるでしょう。
『長崎駅前電停』にはこのようなあじさいのステンドグラス風の装飾板があります。
特に晴れた日にはホームに反射され、キラキラきらめいてとてもキレイ。
長崎の玄関口『長崎駅』西九州新幹線の改札内のステンドグラスにも注目。
西九州新幹線開業を前に、地元の子どもたちや市民が制作されたというアジサイを表現しているステンドグラス。
このように、長崎の街にはアジサイのデザインやモチーフが随所に散りばめられています。
長崎の人にとって、アジサイは単に季節の花というだけではなく、特別な意味を持つ大切な故郷の花なのではないでしょうか。
最後にあじさいをモチーフにしたお菓子をご紹介♪
『菓舗 唐草』が作っている、まさにシーボルトが名付けた『おたくさ』という名前のお菓子。
紫陽花の花びらをかたどった、見た目にもかわいいパイ生地のお菓子です。
長崎土産と言えば、王道中の王道『カステラ』が真っ先に思い浮かぶと思います。
でも!カステラの影にちょこっと影を潜めているけれど、長崎ならではの地元で愛されているお菓子がたくさんあるんです。(私はそのような控えめなお菓子たちをもっとたくさんの人に知ってもらいたい!)
そもそも私自身が長崎に住む前は知らなかったお菓子の多いこと!
『おたくさ』もそのひとつ。今となっては帰省土産に欠かせない存在となっています。
とっても喜ばれるんですよ。
サクッとした軽い食感でアーモンドの香ばしさと上品な甘さは子供から年配の方まで好まれる味です。
個包装で配りやすく、賞味期限は製造日より約30日間と長めなこともおすすめポイント。
プチギフトにちょうどいい3枚入りから45枚入りという大所帯向けまでサイズ展開が豊富でコスパが良いのも魅力。
『菓舗 唐草』は他にも『長崎物語』や『枇杷かすた』という長崎らしいお菓子もあるのでぜひチェックしてみてください♪
マンホール繋がりでもうひとつ、長崎珍百景?
長崎市上町の細い裏通りに突如現れるマンホール密集地帯!『八百屋町通り』
短い通りに短い間隔で設置されているマンホール。私が数えたときは37個もありました。『マンホール通り』とも呼ばれているそうですが、それも納得。
このエリアには長崎歴史文化博物館や以前ご紹介したことのある、栗饅頭専門店『田中旭榮堂』がありますよ。
何気なく通り過ぎてしまう場所も、足元やふとした時に見える景色の中に面白い発見があるかもしれません。
ちょっと長崎の街をさるいてみませんか♪
※『さるく』= 長崎弁で“ぶらぶら歩く”という意味
この記事を書いた人

#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎暮らし新参者の目線で彩りあふれる魅力をふんだんにお伝えします。
平日ひとり旅、週末かぞく旅。旅するように長崎に暮らす2児の母。
カメラ片手に街歩きと食べ歩きが大好き。
東京から福岡、長崎へと西へ西へとやって来て、長崎暮らしはまだまだ新参者。
長崎って面白い!長崎って不思議!
長崎って美味しい!長崎って美しい!
長崎のいちファンとして彩りあふれる魅力をふんだんにお伝えします。
