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長崎人が好きな「じゃがちゃん」って?雲仙市の千々石観光センターで食べられるカリッ!ホクッ!のソウルフード

GWは家族で雲仙、島原へショートトリップ!
とても楽しい旅となったので、レポートしようと思うのですが、雲仙に行くその前に!
知る人ぞ知る、長崎県民のソウルフードをご紹介♪
私が住んでいる長崎市から、雲仙・島原方面へ向かう途中で必ず立ち寄り、必ず食べるものがあるんです。
それは・・・
掲載日:2025年05月29日
ライター:ACO
千々石観光センターでしか販売されていない「じゃがちゃん」
雲仙・小浜温泉方面に行く際に、途中で立ち寄る方が多い「千々石(ちぢわ)観光センター」
これが「じゃがちゃん」
「じゃがちゃん」とは島原半島産のじゃがいもを丸ごと蒸してホクホクになったところを、秘伝の衣で包んでこんがりと揚げたもの。
注文をしてから1つ1つ揚げてもらえるので常にアツアツを食べられます♪
(揚げたてなのでやけどに注意!)
1本の串にじゃがちゃん2つが基本と思っていたけど・・・
揚げたて最高ー!
揚げたてをフーフーしながらパクッと。
外はカリッと門外不出という秘伝の衣がほんの~り甘く、中はホックホクのじゃがいもの旨みが口いっぱいに広がります。
これがたまらなくおいしい~!!
トッピングもできる!
私はそのまま食べるのが好きなのですが、店舗内に“トッピングコーナー”が設けてあり、塩やスパイス、マヨネーズやケチャップをトッピングすることもできますよ。
じゃがちゃん塩バター(カップ入り)もおいしい。
千々石観光センターは絶景スポット
「千々石観光センター」は眺めもとっても素晴らしいんです。
大展望台からは日本景観100選にも選ばれた「橘湾」を一望できます。
橘湾の海底にはマグマ溜まりがあると言われ、島原温泉・小浜温泉・雲仙温泉など、天然温泉の熱源となっています。
(マグマ溜まりからの距離や地質によって泉質も泉温も違うのだとか…)
千々石海岸、雲仙普賢岳の山頂も見ることができます。坂本龍馬が眺めた景色かも?
な~んて歴史的ロマンも感じながら、絶景を見渡してほおばる「じゃがちゃん」は最高!
・・・なんだけど、最近トンビの被害が増えているそうです
屋外で食べるときはじゅうぶんご注意を!
「じゃがちゃん」はカステラやちゃんぽんなど、全国区で認知されているような名物ではないけれど、(私も長崎に住むまでは知らなかった!)長崎県民に愛されているソウルフード!
他県の方にもぜひ味わってもらいたい逸品なのです・・・!
じゃがちゃんになれる顔出しパネルもあります。
普段はこの千々石観光センターでしか食べられない「じゃがちゃん」ですが、一年のうち、ある期間だけは長崎市でも味わうことができます。
長崎ランタンフェスティバルで!
ランフェスの出店で「じゃがちゃん」を心待ちにしている長崎市民も多いハズ!
※必ず毎年出店しているとは限りませんが、ここ4年程は出店されています。
出店場所も毎年同じ場所とは限らないので、私は事前にリサーチして場所を把握し、SNSでも発信するようにしています。
ところで、私はつい気になってしまう。
こんなに「じゃがちゃん」のことを考えていたら、長崎のじゃがいも事情について・・・
じゃがいも=北海道のイメージってありませんか?
それはそう。だって何と言っても北海道はじゃがいもの生産量日本一!
なんですが、実は長崎県は北海道、鹿児島に次ぎ、全国3位の出荷量なのです(令和6年農林水産省調査より)
そして、じゃがいもよ、お前もか・・・(ってこれは良い意味ですよ!)
鎖国時代、西洋との貿易が行われていた長崎には【長崎県発祥】【伝来の地】が数々ありますが、じゃがいも伝来の地も、長崎だったんです!
約400年前にオランダ人が当時のジャガタラ(インドネシア)から長崎に運ばれて来たとされています。
ジャガタラから来た芋だから、ジャガタライモと呼ばれ、やがて短縮されて「じゃがいも」となったといいます。
じゃがいもって男爵とメークイーンが2大品種であり、言わば王様と女王様として君臨していて名前もカッコイイ。
長崎のじゃがいもの品種は、いかにも長崎っぽい『デジマ』や、ちょっと強そうな『ながさき黄金』、『ニシユタカ』『アイユタカ』なんてかわいらしい名前がついているものもあります。
千々石観光センターの店先で売っていた新じゃが3㎏、1,000円!買って帰りたかったけど我が家に3㎏は・・・多すぎる。しかも3㎏以上入ってるって!
驚いたことに北海道には「じゃがちゃん」によく似た「あげいも」という食べものがあるんです。
(あげいも・・・揚げた芋!そのまんまの名前ですね。じゃがちゃんだって揚げ芋だもんなぁ。)
札幌とニセコの間にある中山峠の道の駅・望羊中山で販売していて『峠のあげいも』と道産子に親しまれているとか・・・!
確かに見た目はソックリで「あげいも」を先に知っている人が「じゃがちゃん」を見たら、「峠のあげいも」じゃん!なんて言われかねない~。
私は「あげいも」は食べたことがないのですが、画像を見たところでは「じゃがちゃん」より衣が少し厚そうな感じ。確かめるべく、食べてみたいなぁ~。
PickUp

長崎グルメと北海道グルメ、他にも似ている食べものがある!
長崎で暮らし始めて、初めて出会った「ハトシ」
海老のすり身を食パンで挟んで揚げた長崎の名物料理ですが、これを食べた瞬間、あるものの記憶がぶわぁ~っと甦って来たんです。
北海道 小樽にある、かま栄という老舗のかまぼこ屋さんで食べた『パンロール』という食べもの。すり身の材料は違えど、すり身をパンで包んで揚げている。似ている!
『ハトシ』は『ハトシロール』なんてものもあるし、それこそビジュアルまで・・・!
北の大地、北海道と西の果て、長崎。遠く離れていながらも同じような食べもの、食べ方があって面白い。
お土産もたくさん!夏はそうめん流しも♪
「じゃがちゃん」の千々石観光センターに話を戻しますが、ここではカステラを始め、長崎土産が豊富に揃います。
お食事処や、アイスクリーム屋さん(ブルーシール/BLUE SEAL)5月~8月はそうめん流しを楽しむこともできますよ。
ツーリングや、ドライブ中のひと休みにぜひ立ち寄ってみてくださいね♪
耳に残る「じゃがちゃん」オリジナルソングも長崎の旅の思い出です。
♪じゃーが!じゃーが!じゃが!みんなのじゃがちゃ~ん♪
#ナガサキタビブライターの森山ゆりこさんも過去に紹介されていますが、私と同じくオリジナルソングも…
店頭で無限ループに流れているので、かなりの中毒性です・笑
この記事を書いた人

#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
長崎暮らし新参者の目線で彩りあふれる魅力をふんだんにお伝えします。
平日ひとり旅、週末かぞく旅。旅するように長崎に暮らす2児の母。
カメラ片手に街歩きと食べ歩きが大好き。
東京から福岡、長崎へと西へ西へとやって来て、長崎暮らしはまだまだ新参者。
長崎って面白い!長崎って不思議!
長崎って美味しい!長崎って美しい!
長崎のいちファンとして彩りあふれる魅力をふんだんにお伝えします。