【長崎で自転車旅】「野母崎サイクリングロード」で脇岬樺島へ行ってみたら想定以上の良いトレーニングになったってさ
長崎は実は自転車が楽しい町。
ほんのちょっとのイイ自転車と、ほんのちょっとの気合で、日本中のサイクリストが羨む「最高のヒルクライムコース」を東西南北どこに向かっても味わえますし、ひと山超えた後には必ず現れる絶景が達成感を高めてくれます。
そんな中でも自転車道が整備された【野母崎サイクリングロード】で長崎市南部の野母半島の突端の脇岬と樺島まで行ってみました。
掲載日:2026年10月02日
ライター:いちのせくん
長崎駅から一路南へ
「自転車に乗れない人率日本一」とは良く聞くのですが、調べてみるとどうやらこれは本当のよう。長崎市の一世帯辺りの自転車保有台数は0.38台(全国平均1.03)で全国最下位(2021年自動車産業協会調査)、長崎市で自転車に乗れない人率は12.6%(全国平均1.4%)(2024年長崎経済研究所調査)と全国的に見ても自転車になじみが薄い地域です。
しかしそれでも長崎で自転車に乗る人は口を揃えて言います。「長崎は自転車が楽しい街」だと。
生活に必要な商店や行政機関等はおおむね市内の割と平らな中心部にあるので、使い用によっては自転車はとても便利。のみならず、ちょっとイイ自転車を用意して、ちょっと気合を入れて、どちらの方角でもいい、ひと山超えて見ましょう。景色がガラリと変わり、絶景の海が必ず広がるのです
今日はそんな中でも、自転車道が整備された【野母崎サイクリングロード】で長崎半島(野母半島)の突端まで行ってみることにしました
出発地点は長崎駅前。一路南へ
野母崎サイクリングロードに入るまで
長崎駅から南に、長崎みなとメディカルセンター前を通過して大浦方面へ。
長崎市内は自転車を利用する方が本当に少ないため、車や歩行者も自転車に慣れていない方が多いです。十分気を付けて進みましょう。
狭い道も多く、歩道もなくなる地点がありますが、それがまた長崎の地形の味わい深さを感じる道のりです。
「小菅修船場跡」までやって来た
「小菅修船場跡」に着きました。春には桜が咲き誇り、世界遺産と桜を楽しめる名所です。
ここから戸町トンネルは分離歩道がほとんどないので小さな半島を迂回して進むことにしました。
味わい深い街並みが残るあたりは「旧戸町鶴海遊郭」といって、明治から昭和初期頃あたりには色街だったそうです。
(スワイプして写真をご覧ください)
女神大橋の梺を通過。女神大橋ってなんか神々しい名前ですよね。実は「女神」という地名に由来しています。
野母崎サイクリングロードへ
モアイ像を横目に進み、【野母崎サイクリングロード】の表示が見えて来ました。
ここからは自転車専用道路で爽快に走って行きましょう。
水飲み場・休憩所が整備されているのが嬉しいですね。
ここまでで距離的には全行程の1/3ほどでしょうか。
ここからが本格的ヒルクライムだった
長崎市三和町あたりまでやって来ました。
しばらく住宅地を進んだ後は、できるだけ勾配が緩やかになるように工夫はされているものの厳しい坂道が続きます。もう一登りと思ったら、もう三登りくらいでしょうか…。
ようやく雲仙天草側に海が開け、開放的な景色に。
野母崎サイクリングロードとしてはここまで。この後は県道でもう一丘越えて、脇岬地区へ入っていきます。
脇岬の漁師さんが営む「番家」で一泊
予定では今日中に「樺島灯台まで行ってから脇岬で一泊」だったのですが、野母崎サイクリングロードが想像以上にとても良いトレーニングに(言い換えるとクタクタに)なったので、脇岬の面白い漁師さんが運営されてる集会所兼宿泊所みたいなところ「番家(Instagram)」にお邪魔しました。
インスタ経由でメッセージのやり取りで予約し、一泊素泊まり4,000円。宿に必要なものは全て揃ってました。
お邪魔したところ、今日の宿泊者は自分だけで、結果一軒家を貸し切りとなりました。ラッキー。
さまざまな活動をしながら独立した生業を作られている漁師さん。
漁に出て、戻ったら魚を捌いてと、お忙しくされていたので、お話を深くお聞きする時間はなかったのですが、こういう自分だけの生き方を実践されてる方の優しさに触れると励ましたくなるし、励まされる感じがしますね。
ぐっすり快適に一晩寝たら体力はかなり回復!早起きして港を散歩、宿に戻って二度寝。
翌日は樺島へ
気合を入れ直して、自転車で樺島に渡って灯台まで行き、帰路は東シナ海沿いの国道ルートを取りながら、蚊焼、深堀の造船所地帯を通って長崎市中心部まで戻りました。長崎港に戻るとダイアモンド・プリンセス号が停泊していました。
ちょっとイイ自転車とちょっと+アルファの気合で野母崎往復はやはりとても楽しかった
以前に一度、1日で長崎ー野母崎往復をしたことがあります。が、その時は疲れすぎて市内に入ったところでヤバい大転倒をしてしまいました。今回1泊にして正解でした。野母崎、脇岬、樺島も見るものはたくさんありますので、長崎市中心部からの往復でしたら一泊二日以上をオススメします。
サイクリングロードは自動車との接触などの心配を全くしなくて良いのですが、決して国道ルートより楽というわけではありませんでした。むしろマジでヒルクライムナイストレーニング!
帰路は西岸の海沿いを行ってみましたが、こちらもなかなかの起伏で、体力的に最も楽なのは、シンプルに国道を行くのが良さそうです。ところでこの国道499号線は、野母崎の脇岬港で海を越えて、鹿児島県阿久根市が終点になり国道3号線と交わるのですって。味わい深いですねえ
ちなみに蚊焼深堀ルートは重工業フェチの方には超オススメです!
とにかく、より深く長崎を体験されたいならば、サイクリングに挑戦してみてください。
レンタルサイクルは多くありませんが、この楽しさを多くの人が知るようになって増えるといいなあ。
安全第一で、ゆとりを持って、【野母崎サイクリングロード】にぜひ挑戦してみてください。一生忘れない旅になるはずですから。
この記事を書いた人

#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
ちょっといいカメラと原付で、きままにふらり旅を楽しみたい。
長崎市生まれ長崎市育ちUターン組。
18才の時はココから出たくて出たくて堪らなかったのですが、約30年ぶりに帰ってみると、長崎思っていたより遥かにいいところでした。一年間の帰郷の予定がすでに5年以上経ち、人生における海外生活期(ロシアとオランダ)と長崎生活期(幼少期と帰郷後)が、おおよそ半々となろうとしているところです。
ちょっといいカメラと原付2種を買ったのでタビブ活動に勤しみたく存じます。
