名物ガイドが教えるディープな街歩き(後編)|佐世保駅から徒歩&バスで巡る!洞窟の町・佐世保の歴史探訪
前編では、佐世保で一番歴史のある「カトリック三浦町教会」や日本遺産の「戸尾市場」を巡り、SNSで大人気の激細路線バスに乗って「山祇神社」へとやってきました!
後編は、佐世保名物の急な坂道を今度は下っていきます!
坂道から見える佐世保の港の景色や、地元の人も通り過ぎてしまうようなマニアックな歴史の痕跡や、神秘的な洞窟スポット、そして旅の締めくくりにぴったりな絶品カフェまで。
ガイド歴15年の師匠・キタさんと一緒にたっぷり探検していきます!
掲載日:2026年10月14日
ライター:さやぶぅ( ・38・ )/
絶景が見え隠れする細道&坂道をあるく
山祇神社で樹齢700年の大木にパワーをもらったあと、近くのセブン-イレブンの前を通り過ぎようとすると、きたさんが「謎の記念碑」を発見!
記念碑と書かれているものの、なんと何の記念で作られたのか一切記載がありません……!
何度も通っていたのに完全に通り過ぎていた私ですが、こうした見落としがちな面白さを見つけてくれるのが師匠キタさんのすごさです。
ここからは、若葉町一組公民館へ向かって坂道をどんどん下っていきます。
実は、前編でわざわざ路線バスに乗って坂の上まで登ってきた一番の理由は、「坂道から見える佐世保の街並みと美しい港町の景色」を見てほしかったから!!
坂道の町ならではの最高の写真が撮影できますよ!
坂道を下っている途中で、またもやキタさんの面白豆知識が炸裂!
電柱をよく見ると、なんと直接手書きで「バスのりば」と書かれた案内がくくりつけられています。
「道路の反対側にある『保育園上』のバス停と間違えて待ってしまう人が出ないようにという優しさから設置されたのかな〜?」というのがキタさんの推測。真相は謎に包まれていますが、こういう発見をしながら歩くと、なんだか楽しくなってきませんか?(笑)
細道をてくてく歩いていると、テレビ番組『アナザースカイ』でお笑いトリオ・パンサーの向井さんが訪れていたご自身の母方の祖父母宅を発見。ご家族の温かいストーリーを思い出して思わずほっこりしてしまいます。
家の周囲に使われている黒っぽいブロック石は、「鉱滓(こうさい)煉瓦」と呼ばれるもの。
北九州の八幡製鉄所で鉄を作るときに出る副産物(スラグ)を再利用して作られた煉瓦で、かつて軍港都市として急速に発展した佐世保では、火気を使う倉庫や擁壁などに多く使われていたのだそう。
何気ない街角の石垣にも、佐世保ならではの歴史が刻まれています。
「若葉町一組公民館」で少し休憩。そのすぐそばで「神龍」と大きく刻まれた立派な岩を発見!
「一体なんのための岩だったんだろう?」と、きたさんとあれこれ想像を膨らませる時間も旅の楽しい思い出。
洞窟の街・佐世保の歴史を感じるスポットへ・・・。
若葉町一組公民館から階段を登っていくと・・・
① 五百羅漢
実は佐世保は「洞窟」とゆかりの深い街なんです。最古級の土器が見つかり歴史的な大発見となった泉福寺洞窟をはじめ、数々の貴重な遺跡が残っています。ここからは、佐世保の信仰と自然の歴史が詰まったスポットをじっくり巡っていきます。
静寂の中に無数の石仏が静かに佇む「五百羅漢(ごひゃくらかん)」へ到着。
岩肌に喜怒哀楽さまざまな表情をした石仏が無数に並ぶ様はまさに圧巻!古くから修験者や地域の人々が祈りを捧げてきた、力強い信仰のエネルギーを感じられます。
② 座禅岩
五百羅漢からさらに奥へと進むと、突如として目の前に巨大な大岩「座禅岩」を発見!
その昔、弘法大師や修行者たちがこの巨岩の上で座禅を組み、修行に励んだと伝えられる場所です。
岩のスケール感と静寂に包まれた空間に、思わず背筋がピンと伸びるような感動を味わえました。
③ 福石観音(清岩寺)
さらに先へ進むと、行基や弘法大師(空海)にゆかりがあると伝わる歴史深い「福石観音(清岩寺)」へ到着!
ここにある「願成就之輪」は、参拝者が心願成就を祈念してくぐる輪。今の自分を謙虚に見つめなおし、心願成就ができるように心を込めて祈りを捧げました。
自然の岩陰(洞窟)と古い信仰が見事に融合した、とても神秘的な空間です。
鳥居の下のおしゃれカフェでほっとひと息
坂道や階段をたっぷり歩いて佐世保駅方面へ戻ってきたら、最後は私のおすすめカフェ「sorato'(Instagram)」へ!
ここで絶対に食べてほしいのが、京都の喫茶店での経験をもとに誕生した「ふわふわ厚焼き玉子サンド」です。丁寧に淹れられたドリップ珈琲との相性も抜群で、歩き疲れた体に優しく染み渡ります。
美味しい珈琲とサンドイッチで至福の時間を過ごし、佐世保駅で無事にゴールです!
車を使わないからこそ出会える裏路地の景色や歴史、そして師匠きたさん直伝の面白い豆知識がたくさん詰まった最高のコースです。急な坂道や階段が多いので、出かけるときはぜひ「歩きやすいスニーカー」と水分補給用の飲み物を用意して挑戦してみてくださいね!
ぜひ公共交通機関(徒歩・路線バス)を利用して、魅力たっぷりの長崎県・佐世保へお越しください!
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この記事を書いた人
さやぶぅ( ・38・ )/#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
歴史のある古いものと流行にのった新しいもの、どちらの良さも伝えたい!
生まれも育ちも佐世保★地元誌で仕事をしつつ「海風の国」観光マイスターとして活動中♪歴史が"しゅんでる"(方言で染み込んでるの意味)をテーマに、本土最西端の地である佐世保の魅力を新たな視点で紹介していきます!

