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【そのぎ茶市の見どころ】お茶好きは行きたい!名産地「東そのぎ」の一大イベント2025レポート

初夏は新茶がおいしい季節!
長崎県下一のお茶の産地、東彼杵(ひがしそのぎ)町では、毎年5月に新茶のお祭りである「そのぎ茶市」が開催されます。
今回、「そのぎ茶市」に行ってきたので、その見どころをレポートします!(訪問日:2025年5月16日)
※読みにくい地名ですが「彼杵=そのぎ」と読みます。
掲載日:2025年05月30日
ライター:Miyako
そのぎ茶市とは
過去、何度も日本一に輝いた東彼杵町のお茶 「そのぎ茶」。
「そのぎ茶市」は、春から初夏(八十八夜頃)に収穫された一番茶が出回る5月、”お茶とくじらの町”とも称される「東彼杵町」で毎年開かれている、まちの一大イベントです!
毎年春に開催されている「そのぎ茶の茶摘みボランティア体験」の記事もぜひご覧ください。
2025年のそのぎ茶市はゴールデンウィークを過ぎた5月16日(金)・17日(土)・18日(日)の3日間に行われました。
2024年は3日間で約3万人の方々で賑わったそうです。
茶市の歴史はなんと江戸時代から。
旧長崎街道の宿場町「彼杵宿」があった「彼杵宿通り」を会場に、その期間は歩行者天国になります。
町内の茶農家さんや製茶問屋さんはもちろん、特産品やお祭りでお馴染みの出店など、たくさんのお店が立ち並び、イベントも盛りだくさんです!
そのぎ茶市へのアクセスと駐車場は?
会場となる「彼杵宿通り」はJR彼杵駅から徒歩3分、最寄りのバス停「彼杵本町」から徒歩1分ほどのところにあります。
電車やバスを利用して佐世保や大村、佐賀の武雄温泉や嬉野温泉からもアクセス良し!
茶市の期間は車が込み合うこともあるので、電車やバスなどの公共交通機関を使ってぶらり旅として訪れるのもいいかもしれませんね。
車で来場の際は、臨時駐車場として、国道205号線沿いの彼杵児童体育館、東彼杵町総合会館、商工会の駐車場が解放されています。
東そのぎICからも近いので、長崎県内はもちろん、佐賀や福岡からも車で行きやすいですよ。
※「道の駅 彼杵の荘」は茶市の駐車場ではありませんのでご注意を。
茶市の見どころ|①初日の献茶祭
社殿には長崎そのぎ茶と書かれた法被を着た関係者の方がズラリ。日本らしく、お茶の町らしい、この時にしか出会えないご神事です。
「彼杵神社」は茶市会場の通りに面していてわかりやすいので、茶市に来たらぜひ立ち寄って氏神さまにご挨拶をしてみてくださいね。(献茶祭の途中でも参拝は可能です。)
茶市の見どころ|②新茶詰め放題が人気!
茶市初日は平日にもかかわらず、たくさんの方で賑わっていました!
地元の茶農家さんや製茶屋さんが、その年の新茶や茶市限定のお茶を持ってやってきます!
中でも人気だったのは新茶詰め放題。
長い行列ができていたり、整理券を配っているところもありました。
そして、子どもたちの集団も!
地域の保育園や幼稚園、小学校から行事としてそのぎ茶市に来ていました。
なにやらフィールドワークをしていた小学生グループに話しかけてみると、学校の授業の一環として、お店や茶市に来た人に話を聞いてまとめているとのこと。毎年、茶市の開催を楽しみにしていて、大好きなイベントなんだそう。
子どもたちの笑顔が溢れる地域に愛された茶市です。
茶市の見どころ|③東彼杵ならでは、茶市ならではの商品も
東彼杵はかつて鯨の水揚げ地であったことから、鯨文化が根付いており、茶市でもくじら料理や鯨肉の販売がありました。
くじらやスナメリ※などの手作り木工アートのお店も。こちらは地元の方が趣味で作ったものを毎年茶市に出店されているそうです。
※スナメリは大村湾に生息する小型のイルカです。
大村湾からこの地に打ち上げられた流木などを使って手間暇かけて作られたアートはコンセプトも素敵です。
その他、茶市限定ラベルのお酒もある地元の酒屋さん、海産物や乾物のお店、鍛冶屋さんや植木屋さん、飲食系の屋台などたくさんのお店が並び、温もりあふれる雰囲気が漂います。
茶市の見どころ|④週末はステージイベントや実演も!
彼杵宿通りの奥を曲がった先は、イベント広場になっていて、こちらにも多くの出店がありました。
飲食スペースがあったり、奥にはステージがあり、週末にはステージイベントが行われます。
「釜炒り茶実演」や「手もみ茶実演」等、お茶に関するイベントも!
茶市の見どころ|⑤「そのぎ茶でおもてなしブース」で交流を!
彼杵宿通りにある大会本部そばのスペースでは、東そのぎ特別町民&オフィシャルサポーター向けの「そのぎ茶でおもてなしブース」がありました。
そのぎ茶インストラクターが採れたての新茶でおもてなししていただき、東そのぎの楽しい仲間たちと交流ができました。
この日のこの時間は東彼杵町の岡田町長とお茶タイムがあり、町長と乾杯、そして町長自らお茶をふるまい、みなさんをおもてなし。
東彼杵町の町長はなんとも気さくな方で、距離が近い!
こちらは東そのぎ特別町民&オフィシャルサポーター向けのイベントです。
東彼杵町外に在住の方だけがなれる町民制度で、東彼杵町のイベント情報なども送られてきて、地域とつながるきっかけになるのでおすすめですよ。
登録無料なのでぜひこの機会にご検討を。
かく言う私も東そのぎ特別町民です!
おもてなしブースでは出店している茶農家さんの新茶を試飲し、飲み比べすることができるので、次回そのぎ茶市に出かける予定の方は特別町民&オフィシャルサポーターについてチェックしてみてください。
茶市の見どころ|⑥特別町民による出張体験ブース
「そのぎ茶おもてなしブース」のそばには千綿(ちわた)駅でフラワーショップを営まれているミドリブさんのミニブーケ作り体験やとげまる整体院による整体メニュー体験もありました!
とげまる整体院は福岡の整体院ですが、なんと整体師さんのお名前が「千綿」さん。長崎県出身ではないのに、東彼杵町の千綿駅を知り、「千綿」つながりがきっかけで特別町民に!
ミドリブさんのミニドライフラワー作りもかわいくて、千綿駅のお店にも足を運んでみたくなりました。
今回、出張ブースは初の試みだったようですが、こうした交流の場や体験があるのは嬉しいですね!
Newオープンのお店のくじら焼きとドリンクで小休憩
小腹が空いたので茶市会場の彼杵宿通りにあり、気になっていた「ひなた食堂」さんへ。
2025年4月に元・地域おこし協力隊の方が古民家を改修して新しくオープンしたお店です。
東彼杵町の新名物「くじら焼」と自家製酵素シロップソーダを頂きました!
「くじら焼」の中身は「大納言」「白あん」「ポテサラソース」から選べます。
そのぎ茶に合うのはきっと「大納言」と「白あん」ですが、甘い酵素ジュースと一緒に「ポテサラソース」のくじら焼も合います!
テイクアウトもできるので、そのぎ茶のお茶請けとしても。
そのぎ茶市では3日間オープンでしたが、普段は不定休で数量限定で日替わりランチを出しているので、気になる方はInstagramをチェック。
東彼杵町に来たら!茶市会場からもほど近い「TAKIBIBA[R]」にも立ち寄りを!
そのぎ茶市の会場から車で2分、徒歩12分ほどの205号線沿いには、我らが#ナガサキタビブメンバー・タキビストBo-taさんのお店「TAKIBIBA[R](タキビバ)」があります!茶市会場から近いので立ち寄ってみました!
「TAKIBIBA[R]」は2024年4月にオープン。タキビストでもあるBotaさんならではの焚火体験と自家焙煎オーガニックコーヒー、そして、奥様の自家製発酵料理とスイーツが楽しめます。
オリジナルのクリーミーなSoyAWA珈琲とそのぎ茶と発酵あんこが乗った米粉の蒸しドーナッツを頂きました!
素材にこだわり、奥様お手製の発酵調味料を使用しているというお料理もとってもおいしそうだったので、今度はランチで来たい!
また、焚火で何かやってみたいという方は火起こし体験や珈琲の焙煎体験などもできるそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
毎年5月はそのぎ茶市に行こう!
毎年5月に開催されるそのぎ茶市。
一年で最初に摘み取られる若葉の香り高い新茶を求めて、地域の方とも距離が近く交流できる伝統の「そのぎ茶市」に出かけてみませんか。
茶市は逃した!行きたかったな、という方も、新茶を買いに東彼杵町に行ってみてくださいね。
同じ新茶の時期に佐世保市の早岐(はいき)で行われる早岐茶市もあります!
早岐茶市はさやぶうの記事をチェック!