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大空高く舞いあがれ!ばらもん凧と五島つばき空港の、興味深いご縁を紐解く

大空高く舞いあがれ!ばらもん凧と五島つばき空港の、興味深いご縁を紐解く-1

五島列島の福江島に古くから作り伝えられた「ばらもん凧」は、五島を代表する工芸品。独特の唸声を上げながら、大空高く舞いあがるその勇壮な姿には、我が子の無事な成長を願う、親御さんの想いが託されています。

毎年5月3日には、福江市の鬼岳で「ばらもん凧揚げ大会」が開催されますが、その鬼岳の中腹に五島つばき空港はあります。

空繋がりのばらもん凧と、五島つばき空港…この二つには、あるひとつのご縁が存在していました。



ナガサキタビブ

3つの名前を持つ空港【五島つばき空港】

五島列島の空の玄関口である空港…正式名称は「福江空港」なのですが、建物正面には「五島福江空港」、建物側面には「五島つばき空港」と書いてあります。
建物に記載してある名称は、二つとも愛称となります。

五島つばき空港」という名前は、2014年に五島市によって愛称が公募され、五島の特産品である「椿」を使った名称が採用されました。

福江島の鬼岳(標高315 m)の中腹に位置していますので、結構な高さがあります。

鬼岳の溶岩は、粘り気が少なく平たく流れているため(平棚と言います)、その地形が滑走路に適しているということで、自然をそのまま活かしてこの空港は作られました。

ロビーには、ばらもん凧の撮影スポットや、ひこうき絵画の展示も…!

1F出発カウンター前のフロアーには、鬼岳を背景に、空高く舞いあがるばらもん凧のパネルが!
素敵なインスタ映えスポットとなっていますよ!

待合スペースには、地元の子供達が描いた絵が飾られ「ひこうき絵画コンクール作品展」の会場になっています。

空港ビル内は「ばらもん手ぬぐい」で、とても華やかな雰囲気に!

2F出発ロビーに続く階段やフロアーには、色鮮やかな「ばらもん手ぬぐい」が飾り付けられ、とても華やかな雰囲気です。

この出発階段に、ラッピングデザインが施される計画が進んでいるそうです。
五島つばき空港の今後のリニューアル、ますます楽しみですね。

ロビー1Fには観光案内所が…わからないことや気になることはここでチェック!

1F出発カウンター横には、「観光インフォメーションセンター」があります。

たくさんの観光パンフレットや情報誌等も置いてあり、案内スタッフに尋ねることもできます。
五島に着いたらまずここで、五島の情報をゲットしてみては?

長崎名物「トルコライス」や五島名物「五島うどん」も頂ける空港レストラン【カメリア】

2F出発ロビーには、地元の食材を使った料理が美味しいと評判の空港レストラン「カメリア」があります。
「五島牛」の定食も気になったのですが、今回は長崎名物「トルコライス」と、五島名物「五島うどん」をオーダーしてみました。

ちょっと時間調整に…というイメージで立ち寄りましたが、お料理が本格的に美味しくてビックリでした!

営業時間も、朝8時~夜6時半と長く、無休なので、使い勝手も良いです。

空港レストランでは飛行機も見学できます

客席からは飛行機が見えるのもまた魅力的!
お料理が来るまで、楽しく見学させて貰いました。

到着した飛行機に、登降階段が設置され、乗客が地上を歩いて移動する姿などを見ることができ、とても興味深かったです。
空港の様子は、屋上展望台からも臨むことができます。

空港売店には、五島の特産物がいっぱい!ばらもん凧も販売されています

レストランの隣には空港売店があり、五島を代表するお菓子や、特産の海産物、つばき油等がズラリと並んでいます。

地元の工芸品として有名な「ばらもん凧」も販売されていました!
「ばらもん」という名前は「ばらか」という「荒々しい、向こう見ず、活発で元気な」を意味する五島の方言に由来しているそうです。

空港売店での販売がきっかけに…!福江空港とばらもん凧の興味深い歴史

お土産品の「ばらもん凧」についての面白いお話を、福江空港ターミナルビル株式会社の藤井さんにお伺いしました。

空港売店にばらもん凧を納品している「五島民芸」の創業者 野原権太郎(ごんたろう)さんは、福江空港関係者の親戚から「五島を代表するお土産がないものか」と相談されたことをきっかけに、商売としてばらもん凧を作り始めたそうですが、その親戚というのはなんと、藤井さんのお父様なのだそうです。

空港に置き始めたばらもん凧が関係者の目に留まり、東京のデパートの物産展に…
それがきっかけで各方面に認められ、権太郎さんは県の伝統工芸士になられ、イギリスにまで文化交流で凱旋されたのだとか!

渡航時には「なんば着ていこうか(何を着ていこうか)」と藤井さん達に、嬉しそうに話されていたそうです。

長崎県伝統的工芸品「ばらもん凧」の制作販売所【五島民芸】

藤井さんのご紹介で、「五島民芸」を訪ねてみました。

ばらもん凧は昔は、男の子の初節句におじいちゃんやお父さんが作っていたそうです。

創業者の権太郎さんは、早くに父親を亡くしたが故に、苦難続きの半生の中で不屈の精神を持って凧を作り続け、伝統工芸士の道を開いていかれました。

藤井さん達は権太郎さんのことを「ごんたばん」と呼ばれていたそうですが、この「ばん」という言葉は五島の方言で、「兄貴」みたいな親しみを込めた呼び方なのだとか…

じいちゃんの想いを受け継いでいきたい

「五島民芸」を現在営まれているのは、3代目の野原一洋(のはらかずひろ)さんです。

正式に事業を継いでからまもなくコロナ禍となり、更に大型台風により店舗が損壊し、大きな被害に見舞われました。
大変な状況でも「じいちゃんが折角残してくれたものだから大切にしたい」という強い思いを持って頑張られたそうです。

そんな中、今回NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の中で「ばらもん凧」が大きな役割を果たすことを知った時には「こういう時にこそ、じいちゃんが生きててくれればなぁ」と思われたそうです。

「こうして日の目を見れて、とても喜んでいると思います、これは、ばらもん凧の魅力を知ってもらう絶好の機会!五島の活性化にもつながるので、楽しみにしています」とお話してくださいました。

ドラマで重要なキーワードとなる「ばらもん凧」は、五島に伝わる縁起の良い工芸品

「ばらもん凧」は男の子の初節句を祝って、天高く揚げるものです。
凧の上部に付けられた「うなり」で独特の唸声をだし、子供の厄を払い、無事の成長と立身出世、家内安全を祈願します。

現在では、凧に子供の名前をデザインに加え、縁起の良い魔除け凧として自宅に飾られたり、お店に飾られたりと、普段はインテリアとして観ることができるそうです。

「五島民芸」の店舗は、五島市上大津町、空港通り沿いにあります。
店舗では、五島ばらもん凧の製作販売の他にも、つばき油等の販売もされていて、タイミングが合えば、ばらもん凧制作の様子も見学できますので、五島に行かれた際にはぜひ、立ち寄られてみてください。

今回訪れた場所

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この記事を書いた人

MILKMILK
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)

実際に訪れてみたくなるような「人を動かす写真」をお届け!

「観る観光地」だけでなく「人が写って映える観光地」の提案+美味しい物も♪プロカメラマンならではの視点で、今まで気付かなかったスポットも発掘していきたいです。地域活性化を目指す市民グループ「諫早もりあげガールズ」のメンバー。見知らぬ猫も、エサ無しで惹き寄せる特技アリ。プロフのフルーツバス停の写真は、ゆうちょの全国カレンダーに採用されました。

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