グラバー園でポートレート撮影!レトロな洋館で長崎カメラ女子旅♪
修学旅行をはじめ、長崎市内の定番観光スポットとして人気の「グラバー園」は”ポートレートスポット”としてもおすすめ!
一年を通して花が溢れた園内で、花と一緒に可愛く撮るも良し、洋館を背景にノスタルジックに撮るも良し、そこかしこにベストロケーションが溢れているのがグラバー園の魅力です。
前回の出島カメラ旅に続き、今回もグラバー園内のおすすめスポットや撮り方をご紹介します♪
出島編はこちら↓
掲載日:2025年01月09日
ライター:森山ゆりこ
グラバー園とは?
1859年、安政の開港を機に開かれた長崎には、諸外国から貿易商人が集まり、長崎市の東山手・南山手エリアは外国人居留地として発展しました。
その中でも特に有名なのが、貿易や造船、炭鉱産業において日本の近代化に大きく貢献したスコットランド商人「トーマス・グラバー」。
グラバー園はトーマス・グラバーの邸宅であり、日本最古の木造洋風建築「旧グラバー住宅」をはじめ、市内に点在していた洋館を移築し、幕末から明治までの歴史的な建物や展示、さらに美しい景色まで楽しめる長崎屈指の観光スポットです。
ロケーション1:旧三菱第二ドックハウス
はじめにやってきたのは1896年に建設された、三菱造船所(現三菱重工業株式会社長崎造船所)の第2ドックの建設時に建てられた外国人乗組員用の宿舎。
グラバー園に入園し、見学ルートの通りに歩いて行くと、一番最初に見学する建物なので、見学者が多めのゾーンです。
こちらの建物の見所は、なんといってもグラバー園内で唯一あるバルコニー!
時間帯によっては逆光になってしまいますが、バルコニーから海を眺めるポージングが個人的にイチオシ。
カメラ目線でも、後ろ姿でも、爽やかなポートレートになるので色々試したくなります。
今回は撮影しませんでしたが、バルコニーに立つモデルさんを地上から撮影しても良い一枚になると思います♪
ロケーション2:旧ウォーカー住宅
旧ウォーカー住宅は、元々は大浦天主堂横の祈念坂に建っていたものが移築されました。
当時は母屋以外にも和室やお風呂・トイレもあったそうですが、グラバー園には洋風の意匠を残す部分のみが移築されたそうです。
旧ウォーカー住宅の周りはぐるりと通路になっているので、ポートレート撮影には絶好のロケーション。
旧ウォーカー住宅と旧長崎地方裁判所長官舎の間の道からは、長崎特有の斜面地の風景が一望できます。
園内エスカレーターの入り口もデザインがとってもおしゃれなので、モデルさんにはここでくるくる回ってもらいました。笑
(通行の方の邪魔にならないよう注意してください)
また個人的におすすめなのが、テラスでの撮影です!
ここはウエディングフォトでもよく撮影されているスポットで、華やかにも爽やかにも撮れるスポット。
地面に接しているので高さはありませんが、木々の向こうに長崎港が見えるのも個人的にポイント高めです。
テラスだけでなく、少し引いてテラス前の扉まで写すとぐっとノスタルジックな雰囲気になります。
他にも、旧ウォーカー住宅沿いの小道では、森の中のような雰囲気の写真や、壁を利用したポートレートも撮ることができます。
ロケーション3:旧リンガー住宅
次のスポットは、全国的にも有名な長崎ちゃんぽんのチェーン店「リンガーハット」の由来にもなった、貿易商フレデリック・リンガー氏が住んでいた旧リンガー住宅。
内部は展示が充実しているので、住宅の周囲には人が少なく撮影の穴場スポットです。
外壁やひさし部分も、出窓がたくさん連なっていて乙女心をくすぐります。
ここでは引いて全身が映るようなポートレートがおすすめ。
今回はモデルさんに海を見つめてもらったり、くるくる回ってもらいました!
また、旧リンガー住宅前の長崎港が一望できるテラスは、ベンチの形がとっても可愛いです。
モデルさんにはベンチに腰掛けてもらって、後ろ姿の写真を撮ってみました。
なお、撮影時はオフシーズンで撮れませんでしたが、旧リンガー住宅の隣にあるバラ園のバラを写し込むともっとロマンチックになります。
ちょっと休憩:旧自由亭
園内を散策しながらちょうど半分まで撮り進めると、歩き疲れてくるので「旧自由亭」でちょっと休憩。
こちらはガイドブックなどによく掲載されているのですが、グラバー園に入場しないと利用できないカフェです。
1863年に日本人初の西洋料理店として開業した建物が移築されており、内装がとてもノスタルジックな上に、メニューもかなり凝られているので乙女心がきゅんとします!
今回は長崎らしい斜面地の風景を見ながら、カステラと紫陽花ソーダをいただきました。
紫陽花ゼリーソーダは自由亭でしか楽しめない限定ドリンク!見た目がとってもかわいい♡
レトロな内装にかわいくて美味しいスイーツやドリンクは女子旅にぴったりです!
ロケーション4:旧グラバー住宅
最後の歴史的建造物は「旧グラバー住宅」。
2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼,造船,石炭産業」の構成資産として世界文化遺産に登録されました。
半円形の建物や広いベランダが特徴的で、アーチ型の欄間が特徴的です。
ベランダでたたずんだり歩いたりする様子を、周辺の草花と合わせて撮ることで、異国情緒溢れるポートレートになります。
今まで見た建造物とは少し違って、南国っぽい雰囲気になるのも魅力的です。
内部の廊下は、時間帯によって光が美しく差し込む場所があります。
光の加減を見ながら撮るポートレートは、モデルさんの魅力を倍増してくれます。
また、旧グラバー住宅に続く階段は、旧グラバー住宅の屋根や花壇、その向こうに長崎港が見えるロケーション。
階段を降りる後ろ姿を撮れば、「The グラバー園!」なポートレートを撮ることができるのでおすすめです!
ロケーション5:展望台
最後はグラバー園の出口付近にある展望台。
気をつけないと素通りしてしまうスポットですが、長崎港が一望できる絶景ポイントです。
柵がレトロでかわいいので、モデルさんには柵に手を添えたポーズにしてもらいました。
撮影日は午前中なので爽やかな雰囲気になっていますが、夕暮れ時に撮影するとまた違った雰囲気になり魅力的です。
スタートから展望台まで、途中に休憩を挟みつつ約1時間半。お疲れ様でした!
tips:グラバー園ポートレートのコツ!
異国情緒溢れるロケーションが詰まっていてカメラ女子旅にはぴったりなグラバー園。
最後に、もっとポートレート撮影を楽しむためのtipsをご紹介します!
グラバー園は長崎屈指の観光スポットなので、年間を通してたくさんの人が訪れます。
撮影時に他のお客さんの写り込みを避けるため、できるだけ早めの時間に入園することをおすすめします。
②広角レンズがあると便利
園内はとても広いのですが、植栽も多く意外と後ろに下がれません。
背後に広いスペースがあっても、他のお客さんがいる…なんてことも。
広角レンズがあれば、そんな状態でも小回りが効くためおすすめです。
③天気はしっかりと確認を
グラバー園内には歴史的建造物以外には基本的に屋根がありません。
入園後に雨が降ってきた場合、雨宿りした場所から雨が止むまで動けなくなってしまうことも…?
事前に天気を確認のうえ、少し怪しい場合は雨具を持参するのがおすすめです。
しっかりと準備して、グラバー園ポートレートを楽しんでくださいね!
この記事を書いた人
#ナガサキタビブ 部員(公式ライター)
フォトグラファー、移住者、働く女性の視点で長崎の魅力をお届けします!
神戸からの「移住女子」です。
祖母が佐世保出身なこともあり、長崎が大好きで年に1〜2回旅行に来ていましたが、好きすぎて移住しちゃいました。現在は、仕事も兼ねて長崎県内を広く旅しています。
フォトグラファーの視点、移住者の視点、働く女性の視点から長崎県内の魅力ポイントを広くお届けします!