野島樹叢（のじまじゅそう） （ノジマジュソウ）

野島は、小江の沖合にある周囲 700m、高さ50mほどの小島でしたが、指定後島の周辺が埋立てられたので陸地の丘となりました。
全島がシイ・クスノキ・ツバキ・アラカシ・アコウなどの常緑樹とヤマザクラ・カラスザンショウ・ハマクサギなどの落葉樹の自然林におおわれています。
また、周辺の岩上には、ヒメハマナデシコ・ホソバワダンなどの海岸植物も多く、林内には数本のマメ科のつる植物、ハカマカズラが見られます。ハカマカズラは琉球系の植物で、本県では県本土と五島列島を点々と北上する稀産の貴重な植物です。