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【世界文化遺産登録5周年】 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産-1

原城跡

【世界文化遺産登録5周年】 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

2023年に世界文化遺産登録5周年を迎えた「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。

「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」は、キリスト教が禁じられている中で、長崎と天草地方において日本の伝統的宗教や一般社会と共生しながら信仰を続けた潜伏キリシタンの信仰継続にかかわる伝統のあかしとなる遺産群です。

禁教期にもひそかに信仰を継続していた長崎と天草地方における、潜伏キリシタン独特の文化伝統の証拠であることを評価され、2018年7月、世界文化遺産へ登録されました。  


 

<教会見学に当たってのお願い>
構成資産内の教会見学は(個人・団体問わず)事前連絡が必要です。
見学の際には必ず事前に連絡のうえ、お出かけください。(教会行事(ミサ、葬儀等)により見学できない場合や、一度に多くの見学者を受け入れられない場合があります)
教会は信者の皆さんにとって大切な祈りの場です。
訪問される際には 教会でのマナーをよく守り、厳粛な雰囲気の中で心静かにお過ごしください。

事前連絡先、見学時のマナーについてはこちらをご覧ください。

12の構成資産

キリスト教が禁じられている中で、長崎と天草地方において日本の伝統的宗教や一般社会と共生しながら信仰を続けた潜伏キリシタンの信仰継続にかかる伝統のあかしとなる遺産群であり、潜伏キリシタンの伝統の歴史を語る上で必要不可欠な12の資産で構成されています。
12の構成資産はそれぞれ潜伏キリシタンの信仰継続の歴史・伝統に沿って4段階に分類され、8市町に点在しています。
  • 大浦天主堂-1

    大浦天主堂

    ~世界の宗教史上に残る劇的な「信徒発見」の舞台~

    居留地の外国人のために建設したゴシック調の国内現存最古の教会堂。
    1864年に建設、1865年に献堂され、直前に列聖されたばかりの日本二十六聖人に捧げられた。
    献堂直後に浦上の潜伏キリシタンが訪れ自分たちの信仰を告白した「信徒発見」の舞台である。

    <ガイド団体のご紹介>
    長崎さるくガイド
    NPO法人長崎の風

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  • 外海の出津集落-1

    外海の出津集落

    ~聖画像をひそかに拝み信仰を続けた~

    禁教期に小規模な潜伏キリシタンの信仰組織が連携し、聖画や教義書、教会暦などを密かに伝承し、自分たち自身で信仰を続けた集落である。
    解禁後は、段階的にカトリックへ復帰する者と禁教期の信仰形態を継続するもの(かくれキリシタン)に分かれた。
    1882年にはド・ロ神父が集落を望む高台に出津教会堂を建てた。それは出津集落における「潜伏」が終わりを迎えたことを象徴している。
     
    <集落内の教会>
    出津教会堂

    <ガイド団体のご紹介>
    長崎さるくガイド
    NPO法人長崎の風
    NPO法人長崎巡礼センター

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  • 外海の大野集落-1

    外海の大野集落

    ~神道の信仰を装いながら続けた信仰~

    禁教期に潜伏キリシタンが自分たち自身で組織的に信仰を続けている中で、氏子となった神社に密かに自分たちの信仰対象を祀り、オラショ(祈り)を唱えるなど在来宗教と信仰の場を共有していた集落である。
    禁教期の信仰の場であった神社近くに、解禁後、大野教会堂が建てられた。
    それは大野集落における「潜伏」が終わりを迎えたことを象徴している。

    <集落内の教会>
    大野教会堂

    <ガイド団体のご紹介>
    長崎さるくガイド
    NPO法人長崎の風
    NPO法人長崎巡礼センター

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  • 黒島の集落-1

    黒島の集落

    ~仏教寺院でマリア観音に祈りを捧げた~

    禁教期に外海などから移住した潜伏キリシタンが、仏教寺院から信仰はを黙認されつつ、自分たち自身で組織的に信仰を続けた。
    解禁後はカトリックへ復帰し、禁教期に宗教儀礼が行われた指導者の屋敷など2ヵ所を仮の聖堂としていたが、後に島の中心に自分たちの教会堂を建てた。
    それは黒島の集落における「潜伏」が終わりを迎えたことを象徴している。

    <集落内の教会>
    黒島天主堂

    <ガイド団体のご紹介>
    NPO法人黒島観光協会

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  • 平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)-1

    平戸の聖地と集落(春日集落と安満岳)

    ~禁教時代の潜伏キリシタンの集落の様相をとどめる歴史的景観~

    安満岳から伸びる尾根に挟まれた谷状の地形と海に囲まれた集落。指導者の家には「納戸」と呼ばれる部屋の中に、密かに潜伏キリシタンの信心具が伝承され、山岳など在来宗教の信仰の場や禁教以前にキリスト教徒の墓地があった丘などを聖地として密かに崇敬した。

    <ガイド団体のご紹介>
    NPO法人平戸観光ウェルカムガイド

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  • 平戸の聖地と集落(中江ノ島)-1

    平戸の聖地と集落(中江ノ島)

    ~殉教地として潜伏キリシタンから崇敬~

    中江ノ島は平戸島北西岸の沖合2キロに位置する長さ400m、幅50mの無人島であり、この島では、禁教時代初期に平戸藩による潜伏キリシタンの処刑が行われた記録がある。
    殉教地として潜伏キリシタンが密かに崇敬した。岩からしみ出す聖水を採取する「お水取り」が行われた聖地でもある。

    <ガイド団体のご紹介>
    NPO法人平戸観光ウェルカムガイド

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  • 奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)(五島市奈留島)-1

    奈留島の江上集落(江上天主堂とその周辺)(五島市奈留島)

    ~人里離れた海の近い谷間に移住~

    禁教期に外海の潜伏キリシタンが、海に近い谷間に開けたわずかな平地に移住して固有の信仰形態を続けた。
     解禁後はカトリックへ復帰し、禁教期以来の指導者の屋敷を「仮の聖堂」としていたが、やがて、湧水があり防風に優れた場所に木造の教会が建てられた。
    それは江上集落における「潜伏」が終わりを迎えたことを象徴している。

    <集落内の教会>
    江上天主堂

    <ガイド団体のご紹介>
    DONDON奈留
    NPO法人長崎巡礼センター

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  • 久賀島の集落-1

    久賀島の集落

    ~未開の地で仏教徒との相互関係で守り続ける~

    五島列島南部にある久賀島。
    禁教期に外海から移住した潜伏キリシタンが、仏教集落と互助関係を築きながら自分たちで組織的に信仰を続け、「信徒発見」後の厳しい弾圧を乗り越えてカトリックに復帰し、海辺に教会を建てるに至りました。
    それは久賀島の各集落における「潜伏」が終わりを迎えたことを象徴しています。

    <集落内の教会>
    旧五輪教会堂

    <ガイド団体のご紹介>
    NPO法人長崎巡礼センター

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  • 原城跡(南島原市)-1

    原城跡(南島原市)

    ~自らのかたちで信仰をひそかに続けるきっかけとなった地~

    禁教初期に島原と天草の潜伏キリシタンが蜂起した「島原・天草一揆」の主戦場となった城跡である。
    この出来事は、幕府に大きな衝撃を与え、2世紀を超える海禁体制が確立されるとともに、残された潜伏キリシタンが、密かに自分たち自身で信仰を続けていく契機となった。
    多数の人骨に伴って出土した信心具は、禁教後も潜伏キリシタンが密かに信心具を保持し、組織的に結びついていたことを示している。


    <ガイド団体のご紹介>
    南島原ガイドの会 有馬の郷

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  • 野崎島の集落跡(小値賀町)-1

    野崎島の集落跡(小値賀町)

    ~神道の聖地で信仰を続ける~

    禁教期に移住した潜伏キリシタンが、表向き海上交通の守り神である沖ノ神嶋神社の氏子を装うことで在来宗教と並存しながら自分たち自身で組織的に信仰を続けた。
    解禁後はカトリックへ復帰し、禁教期の指導者の屋敷を「仮の聖堂」として振興活動を続けたと考えられるが、その後、舟森集落には1881年、野首集落には1882年にそれぞれも木造教会堂が建てられた。
    それは野崎島の各集落における「潜伏」が終わりを迎えたことを象徴している。

    <集落内の教会>
    旧野首教会

    <ガイド団体のご紹介>
    NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会

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  • 頭ヶ島の集落(新上五島町)-1

    頭ヶ島の集落(新上五島町)

    ~仏教徒の開拓地の指導によりできた集落~

    禁教期に外海の潜伏キリシタンが、仏教徒の開拓指導者のもと、無人島に移住・開拓し、自分たちで組織的に信仰を続けた。
    解禁後、カトリックへ復帰し、海に近い谷間の奥にある仮御堂跡に自分たちの教会堂を建てた。
    それは頭ヶ島の集落における「潜伏」が終わりを迎えたことを象徴している。
     
    <集落内の教会>
    頭ヶ島天主堂

    <ガイド団体のご紹介>
    上五島ふるさとガイドの会
    NPO法人長崎巡礼センター

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  • 天草の﨑津集落-1

    天草の﨑津集落

    ~漁村特有の形態で信仰を続けた集落~

    禁教期に潜伏キリシタンが組織的に信仰を続ける中で、アワビやタイラギの貝殻内側の模様を聖母マリアに見立てて崇敬するなど漁村独特の信仰を育み、在来宗教と信仰空間を共有した集落であり、キリスト教解禁後は﨑津諏訪神社の隣に教会堂を建築した。

    <集落内の教会>
    﨑津教会

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イベント情報

世界文化遺産登録5周年を記念し、県内各地でイベントが行われます。
 

潜伏キリシタン巡りはガイドと共に

構成資産や教会等を訪れる際は、是非ガイドと一緒に、その土地の自然景観、街並み、人々とのふれあいを楽しんでみてはいかがでしょうか。
価値があるとされる歴史(物語)を体感することができるはずです。

動画:THE GUIDE ~記憶の案内人~

キリシタン遺産ガイドツアーのご紹介

構成資産をめぐる周遊ツアーや、ガイドツアーが開催されています。
潜伏キリシタンの信仰の歴史をより深く知ることができます。

長崎の世界遺産めぐり 「オトナ周楽旅行」ハンドブック※2024年1月末で販売を終了しました。

コラム

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【2024年1月末で販売を終了しました】
世界遺産めぐりに必携の一冊!
12の構成資産や関連資産の歴史をはじめ、周辺のグルメ情報や観光スポットの紹介、各構成資産をめぐるスタンプラリー機能を一冊にまとめています。
世界遺産めぐりのお供にいかがでしょうか。

■販売価格 880円(税込)
■販売箇所 全国の書店、大浦天主堂キリシタン博物館、日本橋長崎館、PRESS shop、Amazonで販売。
・発行元  (一社)長崎県観光連盟
・企画・編集 ㈱ながさきプレス

世界遺産めぐりハンドブックのおすすめポイント!

  • 1.まずは歴史を知る!-1

    1.まずは歴史を知る!

    長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の歴史をしっかり解説!

  • 2.訪れるときのポイントがわかる!  ​​​​​​​-1

    2.訪れるときのポイントがわかる! ​​​​​​​

    全12構成資産のぜひ訪れてほしい場所をピックアップ!

  • 3.周辺グルメも楽しめる!-1

    3.周辺グルメも楽しめる!

    周辺のおすすめグルメスポットを紹介!

  • 4.周遊に役立つ周辺マップを掲載-1

    4.周遊に役立つ周辺マップを掲載

    スマートフォンでマップ内QRコードを読み取るとGoogleMapを表示する便利な機能付き!

  • 5.スタンプラリー企画-1

    5.スタンプラリー企画

    スタンプを集めた数に応じて
    オリジナルグッズをGET!
    ※景品交換は2025年1月31日(金)
    受付・消印をもって終了

  • 6.自分だけのオリジナルの手帖づくり-1

    6.自分だけのオリジナルの手帖づくり

    自由に使えるメモ欄に、感想やイラストを書いたり、写真を貼ったりして自由に楽しんでください

スタンプを集めてオリジナルグッズをGET!

★★★ゴールド賞★★★
<スタンプ12個>

認定証
ステンドグラスパネル
波佐見焼オリジナルペアカップ
オリジナルトートバッグ


★★シルバー賞★★
<スタンプ8個>

波佐見焼オリジナルペアカップ


★ブロンズ賞★
<スタンプ4個>

オリジナルトートバッグ

コラム

<重要>

景品交換は2025年1月31日(金)受付・消印をもって終了とさせていただきます。
(2025年1月31日までに規定の数のスタンプが押されている本誌を〈長崎県観光連盟〉までお持ちいただいた方、もしくは当日消印でお送りいただいた方が対象となります)

<スタンプ設置個所>

Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産「周辺散策マップ」

コラム

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長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の周辺散策マップをご用意しています。
どうぞご活用ください。

周辺散策マップのダウンロードはこちら

Nagasaki Harmony 2

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産。450年におよぶ、想いの物語

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産がもつ価値を世界の人々に知っていただき、受け継がれてきた物語を伝えるため、ふだん表舞台に立つことのないシスターの方たちが、受け継いだ想いを、未来へとつなげるために、今回特別に出演をしてくださいました。

長崎と天草地方の「世界遺産巡礼の道」

世界遺産や関連する遺産をたどる道として、それぞれの地域の歴史を物語る5つのエリアに分けられた総延長約465kmの巡礼の道です。

コロナ禍の中、明るい未来を描く希望の道として、ゆったりとした雰囲気の中で、癒される、自分を見つめ直す場所として、美しい自然景観を楽しみながらゆかりのスポットを巡る「巡礼の旅」に出かけましょう。

 5エリアのテーマごとに、代表的な1~2の巡礼路をマップなどでご紹介しております。

世界遺産登録5周年記念事業「潜伏キリシタンをめぐる藝術祭」

令和5年9月9日に行われたイベントの様子を公開しています。

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