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映画『夏の砂の上』
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第27回上海国際映画祭のコンペティション部門で審査員特別賞を受賞しました!
第27回上海国際映画祭のコンペティション部門で審査員特別賞を受賞しました!
2025年7月4日公開 映画『夏の砂の上』
全編にわたり長崎市内で撮影された本作品は、残暑の日差しが肌を刺す中、キャスト・スタッフは大粒の汗を流しながらロケを行っていました。
舞台はどこにでもあるようで、どこにもない長崎市の"日常の風景’’
脚本を読んだ主演のオダギリジョーさんは、「いい映画になる!」と思い、自らプロデューサーとしての参加も申し出たといいます。
この作品に、賑やかな観光名所は出てきません。
あるのは、長崎の日常の風景と、そこに息づく人々の営みです。
一見どこにでもありそうな日常だからこそ、心に深く沁み入る—
そんな映画の舞台となった「長崎」と本作の魅力を本特集で紹介します。
最新トピックス
『夏の砂の上』ロケ地マップ配布開始
ロケ地マップについて
本作のロケ地を紹介するロケ地マップを、長崎市内や県外の交通拠点等で配布しています。
映画を観て、ロケ地マップを片手に治たちが歩いた長崎の街を体感してみてくださいね!オダギリジョーさん・玉田真也監督が長崎県庁を訪問!
6月27日(金)に、主演のオダギリジョーさんと玉田真也監督が、長崎県庁を表敬訪問されました。
同日、TOHOシネマズ長崎にて舞台挨拶が行われ、お二人の登壇に観覧の皆さんからは黄色い歓声が上がっていました。オダギリジョーさん・玉田真也監督のサイン入りポスターを長崎県庁で掲出中!
オダギリジョーさん・玉田真也監督が長崎県庁を表敬訪問された際に、お二人からプレゼントいただきましたサイン入りポスターを、長崎県庁1階パンフレットコーナーに掲出しています。ロケ地マップも置いていますので、ぜひお立ち寄りください。
本作の魅力を発信する講座を実施
長崎市中央公民館にて、フィルムコミッション担当者が『夏の砂の上』のロケの様子や、本作の魅力を紹介する特別講座を実施しました。
会場が本作のロケ地となった縁で企画が実現し、40名近くの県民の皆様にご参加いただきました。ラジオ番組「ビズスタ THE REAL WELLNESS」
放送内容についてはこちら7月5日(土)TOKYO FMのラジオ番組「ビズスタ THE REAL WELLNESS」にて、
映画『夏の砂の上』の作品紹介やロケ地マップについてご紹介いただきました。

作品の劇中シーン等のパネルを展示しています
長崎市内と東京・日本橋長崎館にて、作品紹介・本編シーンのパネルを展示します。
本作の鑑賞、長崎の観光・ロケ地巡りの合間にぜひお立ち寄りください。
※写真は「みらい長崎ココウォーク」での展示の様子です。
○設置場所
※準備が整い次第順次設置となります。
<長崎市内>
・みらい長崎ココウォーク 7/21(月)まで
・長崎市役所1階 8/12(火)まで
・好文堂書店 8/12(火)まで
<東京都>
・日本橋長崎館 8/12(火)まで
映画『夏の砂の上』について
【あらすじ】
雨が降らない、夏の長崎。
幼い息子を亡くした喪失感から妻・恵子(松たか子)と別居中の小浦治(オダギリジョー)。
働きもせずふらふらしている治の前に、妹・阿佐子(満島ひかり)が、17歳の娘・優子(髙石あかり)を連れて訪ねてくる。阿佐子は1人で博多の男の元へ行くため、しばらく優子を預かってくれという。
こうして突然、治と姪の優子との同居生活がはじまることに。高校へ行かずアルバイトをはじめた優子は、そこで働く先輩の立山(高橋文哉)と親しくなる。
不器用だが懸命に父親の代わりをつとめる治との二人の生活に馴染んできたある日、優子は、恵子と治が言い争う現場に鉢合わせてしまう……。
【出演】
オダギリジョー
髙石あかり 松たか子
森山直太朗 高橋文哉 篠原ゆき子 /満島ひかり
斉藤陽一郎 浅井浩介 花瀬琴音
光石研
監督・脚本:玉田真也
原作:松田正隆(戯曲『夏の砂の上』)
音楽:原摩利彦
製作・プロデューサー:甲斐真樹 共同プロデューサー:オダギリジョー
製作:映画『夏の砂の上』製作委員会 製作幹事・制作プロダクション:スタイルジャム 配給:アスミック・エース
2025年7月4日全国公開
(C) 2025映画『夏の砂の上』製作委員会
予告編
『夏の砂の上』本編シーンより
©2025映画『夏の砂の上』製作委員会
©2025映画『夏の砂の上』製作委員会

造船所の見える長崎の風景
フィルムコミッション担当者が紹介する本作のポイント
『夏の砂の上』の主な舞台となるのは、港を見渡す高台の家です。
特に造船所が見えるこのロケーションは、生活感あふれる長崎の日常を描くために欠かせないポイントでした。
坂道や港が織りなす情景は、街の息づかいを感じることができる魅力的な映像を生み出します。
また、監督・スタッフ陣が脚本制作の段階から長崎の歴史やロケーションについて深く掘り下げたことも印象的です。
熱心な意見交換により、長崎の街や風景の細部まで、丁寧に映像に落とし込まれています。
そして、主演のオダギリジョーさんも自らロケハンに参加し、街を歩きながら感じ取った熱気と風情が作品にリアルさを与えています。
観光地ではない、普段の長崎の姿ーーそれがこの作品の大切な要素です。
原作に寄り添う形で、暑い夏の長崎で過ごすキャストの皆さんの息づかいまでも、いまにも聞こえてきそうな、そんな長崎の奥深い魅力を楽しむことができます。
そんな「日常の風景」が織りなす『夏の砂の上』の世界観を、ぜひ映画館でお楽しみください!
玉田真也監督の本作についてのコメント
玉田真也監督
今まで読んできた戯曲は数多くありますが、この「夏の砂の上」は僕にとって特別な作品であり続けました。
僕たちが生きる上で避けられない痛みや、それを諦めて受け入れていくしかないという虚無、そして、それでも生はただ続いていくという、この世界の一つの本質のようなものがセリフの流れの中で、どんどん立体的に浮かび上がってくる素晴らしい作品です。
その作品を映画にするということは僕にとって念願であったとともに、挑戦でした。演劇としての完成度があまりにも高いと思ったからです。
そして、その挑戦は間違っていなかったと長崎での撮影を始めて確信していきました。
長崎の街の中に入っていくと、この街自体を主人公として捉えることができる、これはきっと映画でしかなし得ない体験だと感じていったからです。
僕の頭の中だけにあった固定された小さな世界が、長崎という街と徐々に融合してより豊かに大きく膨らんでいく感覚でした。
この映画を皆さんに観ていただけるのを楽しみにしています。
主演・共同プロデューサー オダギリジョーさんの本作への想い
小浦治役 オダギリジョーさん
脚本を読んだ瞬間『これは良い作品になる!』と感じた僕は、すぐにプロデューサーを買って出ることにしました。
俳優としては勿論、様々な面で役に立てれば、という思いからでした。
松さんや満島さんを始め、信頼できるキャスト、最高のスタッフが共鳴してくれ、真夏の長崎にこの上ない土俵が用意されました。
あくまで玉田監督の補佐的な立場を守りつつ、隠し味程度に自分の経験値を注ぎ込めたと思います。
昨今の日本映画には珍しい『何か』を感じて頂ける作品になったと信じています。
9月、残暑の中でのロケの様子
ロケが行われたのは、2024年の9月。
連日の30℃を超える中で本作のロケは行われ、ロケの前半は晴天が続いたことで「雨の降らない夏の長崎」という舞台設定の追体験が出来るような気候が続きました。
中でも撮影の大部分を占める主人公の治が暮らす家は、車が入れない山すその住宅街だったことから、キャストの皆さんも階段を上り下りして撮影現場に入っており、ロケ日程により撮影現場の移動が日々発生することから、スタッフの皆さんは大粒の汗をかきながら、治の家にカメラ・照明機材を運搬する姿が印象的でした。
ロケの後半になると夏の暑さも次第にやわらぎ、クランクアップを迎える頃には爽やかな秋の風が吹いていました。
稲佐山中腹 治が訪れるたばこ屋のワンシーン
住宅街での一コマ
お葬式のシーン
治の家付近から見える 長崎のまちなみ
早朝の魚市橋での撮影

この日は、撮影現場近くのカフェが作るロケ弁でした!
スタッフの活力を支える「ロケ弁」
長時間にわたる撮影現場では、体力の消耗は避けられません。
特に厳しい暑さの中でのロケでは、スタッフ・キャストのみなさんのコンディション維持が重要です。そんな現場を支えるのが「ロケ弁」の存在。
各店舗で地域の名物を入れてくれたり、ケータリング対応をしていただくこともあり、スタッフがメインのおかずを肉と魚で悩む…。といった場面に出会うこともあります。
様々なバリエーションの食事は、ただの栄養補給にとどまらず、ほっと一息つける時間を生み、現場のモチベーションを大きく高め、撮影を乗り切る力にもなっています。
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