嵯峨島火山海食崖
(サガノシマカザンカイショクガイ)嵯峨島西海岸の侵食は、東シナ海の激しい波浪を受け、両火山とも火口付近まで削り取られ、垂直に海食崖の絶壁を作っています。
- エリア
- 下五島
- テーマ
- 自然・景観 歴史・文化財・日本遺産
嵯峨島は、北の男岳のホマーテ(臼状)火山と、南の女岳アスピーテ(盾状)火山が接合してできた島で、周囲約13km、全島が溶岩と凝灰岩によって形づくられています。
島西海岸の侵食は、東シナ海の激しい波浪を受け、両火山とも火口付近まで削り取られ、垂直に海食崖の絶壁を作っています。
爆発した火山の内部構造や、放出物の岩頸、岩脈等が鮮色をなし、火山の模型を見るようで、学術的にも世界でも珍しい貴重な地学的資料です。
島内には、約4kmにわたる自然散策道も整備されています。
嵯峨島火山海食崖は、昭和34年に県指定天然記念物に指定されました。

Data 基本情報
住所 | 〒853-0611 長崎県五島市三井楽町嵯峨島 | |
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電話番号 | 0959-84-3111(三井楽支所) | |
アクセス | 福江港から貝津港までバスで65分(30km) 貝津港から嵯峨島港まで船20分(1日4往復) ※ただし、小中学校休業時は2便のみ運休 |