長崎染 (ナガサキゾメ)
色あいのよさと鮮明な染色が特徴
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海外より伝えられた染色の技法・長崎染は400年を経てなお、この地に息づいています。
まず、白い布に抜き方を置き、へらで特殊なのりを生地に乗せていき、型枠を外すと、図柄の部分だけのりが残ります。
長崎染は、かつて南蛮人によって伝えられた「更紗染め」。唐から伝わった「花手拭(はなてぬぐい)」。シャム伝来の「花茣蓙(はなござ)」という、染の技法がそのルーツとなっています。
釜で温められた染料の中にのりで図柄を描いた布をゆっくりと漬け、ムラにならないよう染料によくさらした後、釜から揚げてたっぷりの水の中に入れ、擦ってのりを落とします。すると、のりのついていた部分は染まることなく、図柄が白地のままでくっきりと現れてくるのです。そのあと、よく水にさらし、天日に乾して仕上げとなります。
この長崎染は、当時の長崎奉行から将軍家の献上品として用いられており、色合の良さと染色が容易に剥落しないというそれぞれの良さを持ち珍重されてきました。
この伝統の染め方を新しい時代感覚の中で再現しようと昭和30年長崎染の会が発足しました。江戸時代、長崎の輸入された南蛮人、紅毛人伝来の更紗模様に長崎の文化や風物誌を染め出したものが多く、製品としては、のれん、座布団カバー、テーブルセンター、コースターなど、多岐に渡っています。
基本情報
住所 | 長崎県長崎市 | |
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電話番号 | 095-895-2621(長崎県 物産ブランド推進課) | |
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