姫神社
(ひめじんじゃ)
776年(宝亀7年)、第14次遣唐使船の一行は上五島で一ヶ月以上も風待ちをしましたが、逆風のため、博多港まで引き返すことになりました。その際、一行は翌年の無事航行を願って海の神様「田疑姫」を祀り、馬印や銅鏡を奉納しました。これが姫神社の始まりと伝わります。祭神「田意比売命」の姫神は、三韓征伐のルートに守護神として各地に祀られており、この相河にも三韓征伐に行った神功(じんぐう)皇后の伝説が残されています。1835年、相河の氏神として奉祀したいと申し出があり、同3月に相河に遷座されました。境内には八坂神社(素盞能男命)と山神社(大山祇命)が合祀され、青方郷の姫神社跡地は「姫神社跡」と呼ばれ、二間四方の石垣の上に石碑と小祠が建てられています。

Data 基本情報
住所 | 〒857-4411 長崎県南松浦郡新上五島町相河郷168 | |
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備考 | 【御神祭】 田意比賣命 |