黒崎砲台跡

(くろさきほうだいあと)

猿岩近くの戦争遺跡

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壱岐の人気観光地である猿岩の近くの小高い丘にある東洋一と言われた巨大な「黒崎砲台跡」。

第一次世界大戦後の大正11年にワシントン会議が開催され、その結果、軍縮を目的に米英日の主力艦の所有率は「5:5:3」と決められ、計画中あるいは建造中の艦は直ちにキャンセルあるいは廃棄することになりました。
日本では当時建造中の戦艦「土佐」「赤城」などが沈められました。

黒崎砲台の要塞砲には戦艦土佐あるいは赤城の主砲が据えられ、昭和3年から6年の年月をかけて昭和8年に完成。対馬海峡を通過する艦船を攻撃するために設置されたと言われています。
口径41cmのカノン砲2門を備えた砲台で、砲身の長さ18m、弾丸の重さ1t、最大射程距離35kmで、「東洋一」の射程距離と破壊力を誇っていました。
ただ、1度だけ試射が行われたのみで、実戦で使用されることなく終戦後に解体されました。現在は跡地のみが残る戦争遺産となっています。

【注意】
平成17年3月20日に発生した「福岡県西方沖地震」の影響により砲台内部の天井や壁にはひび割れが生じ、現在入り口から15mくらいの場所ににバリケードが設置され立ち入り禁止となっていますのでご注意ください。
猿岩そばのお土産店「お猿のかご屋」裏側からのスロープを上がると、砲台跡の大穴は上から見学可能です。
 
実際に訪れて巨大な穴を覗いてみると、その大きさに驚かされます。猿岩そばのお土産店「お猿のかご屋」で当時の写真を見ることができます。

 

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Data 基本情報

住所 〒811-5103 長崎県壱岐市郷ノ浦町新田触870番地
電話番号 0920-48-1130(壱岐市観光課)
駐車場 駐車場あり
アクセス 郷ノ浦港から車で20分
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