日本でここだけ!教会とお遍路巡りの島・下五島-1

日本でここだけ!教会とお遍路巡りの島・下五島

五島列島の南西部にある五島市(通称:下五島)。その地理的条件から、古くは遣唐使の旅立ちの地として機能し、江戸時代には潜伏キリシタンが移り住んだという歴史を持ちます。世界文化遺産のキリシタン関連遺産の構成資産にもなった集落にある教会と、空海ゆかりの八十八ヶ所札所巡りを楽しめるのは日本でもここだけ。歩き疲れたら極上グルメで腹ごしらえ。次の旅行は奥深い魅力いっぱいの下五島へLet's Go!

魅力がぎっしり詰まった下五島を楽しもう!

五島市は福江島・久賀(ひさか)島・奈留(なる)島を中心とする島々から構成されています。久賀島と奈留島には2018年に世界文化遺産に認定された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の集落があり、厳しい弾圧に耐え抜いたキリシタンたちの思いと、島の景色に溶け込んだ素朴な教会が醸し出す厳かな雰囲気とが交錯しています。また、福江島は遣唐使の日本最後の寄港地でもあり、その一人の空海が真言密教を最初に持ち込んだ地として八十八ヶ所霊場巡りが有名。
豊かな海に囲まれる五島列島は「釣りの聖地」としても知られ、イシダイやアオリイカ、チヌ、グレなどのまだ見ぬ大物を夢見て、多くの釣り人たちが足を運びます。もちろん、釣りをしなくても新鮮な魚介類を満喫できますので、ぜひ現地でアオリイカ、キビナゴのお刺身をご賞味ください。
福江島西端の大瀬崎灯台も必見!九州本島で最後に日が沈む絶景スポットであり、映画「悪人」の舞台にもなりました。夕方になると真っ赤な太陽が水平線へと沈み、まるで絵画のように幻想的な世界が辺り一体を包み込みます。
歴史・グルメ・絶景がてんこ盛り!旅の魅力が詰まった下五島を満喫しましょう。

下五島観光の拠点・福江島へ! アクセスのご紹介

下五島の玄関口は福江島東部にある福江港。長崎港からジェットフォイルを利用して最短85分でアクセス可能です!フェリーに乗って、長崎港から約3時間25分、博多港から約9時間30分のゆったりとした船旅もお楽しみいただけます。
また、福江島へは飛行機でも行くことができ、福岡空港から約35分、長崎空港からはたったの約30分で到着します。

旨い肉あり魚あり! 日本屈指のグルメな島・下五島を食べ尽くす!

島に行ったらやっぱり美味しい魚が食べたい!その気持ちを満たしてくれる、新鮮で旨い魚介類が豊富な下五島。その日のおまかせで頼んだ刺身で、新しい魚種に出会うのがツウな楽しみ方です。
マダイ、ブリ、カンパチ、アオリイカなど様々な魚種が獲れますが、中でも昔から盛んに漁が行われているのがキビナゴ。五島では「きんなご」とも呼ばれ、キリスト教の信徒たちがキビナゴ漁で得た資金で建てたという教会堂もあります。キビナゴの食べ方としておすすめはなんといっても新鮮な刺身!傷むのが早いことから、産地以外での提供が難しいため、ぜひとも現地で食べていただきたい一品です。また、五島らしい食べ方といえばキビナゴのいりやき。いりやきとは、炒(い)ったことから名付けられた醤油ベースの鍋料理で、キビナゴの出汁と野菜が抜群の美味しさです。
幻の牛とも呼ばれる五島牛や、五島豚もぜひ食べておきたいグルメの一つ。潮風を浴びミネラルたっぷりの牧草を食べて育つため、口に入れるととろけるような脂と旨味たっぷりの赤身を楽しむことができます。

世界遺産にもなった集落へ。 足を伸ばして久賀島と奈留島へ!

世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の12の構成資産の中に、奈留島の江上集落と久賀島の集落が含まれています。久賀島の旧五輪(きゅうごりん)教会堂は親しみやすい民家風の外観が特徴。直接車で行くことのできない秘境にあり、当時の信者たちが密かに共同体を維持していたことを物語ります。奈留島の江上天主堂はクリーム色の外観が美しい素朴な木造教会。手描きの木目模様の柱や、花の絵が描かれた窓の透明ガラスに信徒の苦労の結晶を見ることができます。
福江島にも10以上の教会があり、堂崎教会は弾圧の歴史や当時の資料を展示する資料館として一般公開されています。井持浦(いもちうら)教会とルルドは日本全国の信者たちの聖地であり、霊水を飲むと万病が治癒するといわれています。渕ノ元(ふちのもと)カトリック墓碑群は夕方に訪れたい絶景スポット。マリア像や十字の墓標を背に、真っ赤に染まる太陽が水平線の向こうに落ちていく様は、信者でなくとも神の存在を感じるほどの神秘的な光景。さあ、教会巡りへ出発です。
※世界遺産構成資産内にある教会の見学は事前連絡が必要です。

日本を背負った遣唐使に思いを馳せる 日本最後の寄港地・三井楽へ

約1400年も昔、先進の唐の文物を収集するためにはるばる海を渡った遣唐使たち。日本最後の地として彼らが選んだのが福江島の三井楽(みみらくのしま)の柏崎・岐宿の魚津ヶ崎です。その中には日本に密教を伝えた空海もおり、銅像とともにある「辞本涯(日本の最果てを去るの意)」と刻まれた記念碑がその決心の大きさを想像させます。五島市では、この三井楽と明星院(みょうじょういん)本堂、白石のともづな石が2015年に認定された日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」の構成資産です。また、遣唐使船をイメージして作られた道の駅・遣唐使ふるさと館では、遣唐使船の模型や遣唐使たちの旅立ちの物語が展示されています。日本のために海を渡った者たちの生き様に触れることができる歴史スポットです。

五島でお遍路!? 弘法大師ゆかりの地を訪ねる八十八ヶ所札所巡り

弘法大師として知られる空海は遣唐使の一員として自ら海を渡り、日本に真言密教を持ち帰ったとされています。空海にゆかりのある福江島を中心とした八十八ヶ所札所巡りが行われており、四国のお遍路さんに比べると移動距離も少ないことから特に60代以上の旅行者に人気です。三十ヶ所の寺院と五十八ヶ所の地蔵堂や観音堂からなり、雄大な自然と美しい景色を楽しみながら回ることができます。見どころは西の高野山とも呼ばれる「大宝寺」や、五島最古の歴史を持つ寺「明星院」。古くから続く弘法大師ゆかりの地をめぐる粋なしま旅もオススメです。

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