ドラマ「浮世の画家」-1

ドラマ「浮世の画家」

原作は長崎県出身のノーベル文学賞受賞小説家、カズオ・イシグロ氏の「浮世の画家」(An Artist of the Floating World)。
長崎県内の撮影が行われたスポットや、関連スポットを旅してみましょう!

予告編

作品紹介

物語の舞台は終戦から数年過ぎた日本。主人公は高名な初老の画家。

焼け跡から徐々に復興の姿を見せていく街で、隠居老人の一見平和な日常生活が描かれていく。
愛すべき孫の訪問、なじみの飲み屋のママとの世間話、戦前からの旧友との邂逅(かいこう)…。
あるとき娘の縁談が持ち上がり、そこから周囲の視線の変化に気づき始める…。
確固たる決意で国のために尽くしてきた自分が、何故非難されなければならないのか。
その一方で、過去の影に滑稽なほどおびえる自分の弱さも認識していく…。
人の心の弱さから生まれる「悲劇」、そして思い違いから生まれる「喜劇」。
繊細で緻密なカズオ・イシグロの物語を最新8K撮影で映像化。独特の世界観を丁寧に描きだします。

8Kスペシャルドラマ「浮世の画家」

【放送予定】
NHKBS8K 2019年3月24日(日) 21:00~22:30 
NHK総合   2019年3月30日(土) 21:00~22:30

【原作】カズオ・イシグロ『浮世の画家』

【脚本】藤本有紀

【音楽】三宅 純

【出演】渡辺 謙、広末涼子、前田亜季、寺田 心、中村 蒼、大東駿介、和田正人、渡辺大知、長谷川初範、
萩原聖人、秋山菜津子、前野朋哉、佐藤隆太、佐野史郎、余 貴美子、小日向文世、奥田瑛二 ほか

【制作統括】内藤愼介、海辺 潔

【演出】渡辺一貴

主演・渡辺謙さんのコメント(NHK HPより)

「浮世の画家」なんとも又、難しい課題を今回は頂いた気がしています。 主人公小野が抱えている慚愧(ざんき)の想(おも)いは深く苦しいものですが、世の中はそんな事には何も頓着が無い。 そんなペーソス溢(あふ)れる話しを、さてどう演じたら良いものやら。 とにかく丁寧に穏やかに苦しみたいと思っております。 8Kの技術的な事はスタッフに任せ、私は戦後に生きる男と向き合います。

原作者・カズオ・イシグロさんのコメント(NHK HPより)

このたび『浮世の画家』がNHKの制作でドラマ化されることとなり、大変喜ばしく思います。渡辺謙さんほど主役にふさわしい役者はいないでしょう。もう何年も前から大好きな役者です。このすばらしい俳優が主役を引き受けてくれたことは思いがけない幸運です。 私がこの物語を書いたのはずいぶん前、1980年代半ばになりますが、自分が生まれる直前の時代における日本での生き方を想像して綴ったものです。当時、まだ若かった私は自らに問いかけました。仮に祖父母の時代に生まれ、20世紀前半の目まぐるしく変化する激動の日本で、戦争のトラウマに耐えながら生きたなら、私はどのように感じ、どのような選択をしただろうと。 そしてそれと同時に、小津安二郎や成瀬巳喜男といった私が敬愛する1950年代の日本映画のような、穏やかな家族ドラマを描いてみたいという思いもありました。 先駆的な8Kフォーマットによる撮影、そして世界的な名優が主演する本作が、今日ではすっかり変わった日本の視聴者を魅了することに大きな期待を寄せています。

【ロケ地1】ヘイフリ坂/坂の街・長崎らしい風景

【セリフ】
小野「だが、わたしは決して金持ちではないし、戦前、金持ちだったというわけでもない。」

【ロケハンエピソード】
原作者のカズオ・イシグロ氏はご自身の作品はノーベル賞受賞記念スピーチで「日本と長崎」を意識していると語られていました。
小説では、はっきりと長崎が舞台と謳っている訳ではありませんが、 カズオ・イシグロ氏が住んでいた歴史の街・長崎を監督らとたくさんロケハンしました。ロケ地として決まった場所が長崎市寺町のヘイフリ坂と長崎市鍛冶屋町の崇福寺。 坂の街・長崎らしい風景での撮影が行われました。

【ロケエピソード】
長崎市寺町にある大音寺と晧台寺の間にあるヘイフリ坂にて、番組の冒頭に登場するためらい橋に向かう初老の男性(小野)が坂道を下るシーンと、中盤に小野が坂道を上っていくシーンの2シーンが撮影されました。
1シーン目は和装、2シーン目は洋装に着替えて登場した主演の渡辺謙さん。現場ではスタッフと和気あいあいで、気さくに話すお姿が印象的でした。
このドラマの時代設定は昭和20年代のため、「現代物」と呼ばれる撮影する設定の時代にない「手すり」や「看板」などは映像で見えてはマズイもの。美術スタッフたちが現代物を隠すため、黒のシールで巻いたり撤去したりして奮闘しました。

【ロケ地2】崇福寺/幻想的なシーン

【セリフ1】
モリさん「…」
青年小野「ぼくの良心は、ぼくがいつまでも<浮世の画家>でいることを許さないのです」

【ロケエピソード1】
崇福寺では、幻想的なシーンを撮影するため、撮影の3か月前からスタッフが挨拶回り、打合せ、ロケハンを重ね、さらに撮影の1週間前から提灯を装飾する準備が進められました。
国宝がある崇福寺では大切な文化財を守るため、建物に負担がないよう最大限の配慮しながら、 約50個の提灯が準備され、配線作業が完了しました。
撮影当日、提灯に明かりが灯され、薄明りを背景に、物思わしげに夕景を見つめる主人公の師匠・モリさん(小日向文世さん)と青年時代の小野(中村蒼さん)が会話するシーンが撮影されました。

【セリフ2】
黒田「先生。自分では、最近の作品がいちばん出来がいいと思っているのですが」
小野「わたしは弟子の中でも特におまえの才能を高く買っている。だからこそ惜しみなくすべてを与えてきたのだよ」

【ロケエピソード2】
主人公の師匠・モリさん(小日向文世さん)と青年時代の小野(中村蒼さん)が会話するシーンが撮影された後は、師匠となった小野(渡辺謙さん)と弟子の黒田(萩原聖人さん)が会話するシーンが撮影されました。
長崎ロケ日が、オールアップとなった萩原聖人さん。シーン撮影終了後は、渡辺謙さんから長崎名物・壱岐焼酎のプレゼントが手渡しされ、とても喜んでいらっしゃいました。
実はプレゼントされた壱岐焼酎、オールアップする30分前にスタッフが大急ぎで買って綺麗に包装して準備したもの。予定より1時間早く撮影が進み、オールアップに時間的に間に合うかヒヤヒヤしながら準備し、プロデューサーに慌てて渡したのも良い思い出です。

長崎県内の関連スポットをご紹介!

  • キャストも堪能した「特製ちゃんぽん」-1

    キャストも堪能した「特製ちゃんぽん」

    長崎を代表する中華・郷土料理「ちゃんぽん」。
    「長崎名物が食べたい!」という渡辺謙さん、小日向文世さん、萩原聖人さん、中村蒼さんの4名のキャストが堪能したのが海鮮たっぷり入った特製ちゃんぽん。
    ロケ当日、午前中にヘイフリ坂でのロケが終わり、崇福寺まで少し時間があったので、ゆっくりと長崎グルメを楽しんでいただきました。

  • 撮影待機場所となった、☆自由飛行館.-1

    撮影待機場所となった、☆自由飛行館.

    ロケ地となった崇福寺の近くに位置する☆自由飛行館.
    こちらは撮影場所ではありませんが、小日向文世さんと中村蒼さんの支度場所、台本読み合わせ練習場所としてお世話になりました。

ドラマ「浮世の画家」ロケ地巡りモデルコース

撮影が行われたスポットや、関連スポットを旅してみましょう!

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