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月9ドラマ「君が心をくれたから」ロケ日誌 vol.2-1

『君が心をくれたから』もう一つの奇跡のエピソード~長崎ロケ再び~

遂に最終話を迎えた月9ドラマ『君が心をくれたから』。昨年11月から約1ヵ月間にわたり長崎県内で撮影が行われました。
そして、本年2月末。本作最終話を撮影するため、ここ長崎の地に再びキャストやスタッフの皆さんが集結し、ロケが行われました。
今回は、再び実現した長崎ロケにまつわるもう一つの奇跡のエピソードをご紹介します。

予期せぬ吉報!再び訪れた長崎ロケ

本年1月8日(月)から放送が開始され、長崎を舞台とした本作。ストーリーが進むにつれて県内のさまざまな観光名所が登場し、「異国情緒あふれる美しい景観」が話題となりました。
ストーリーも中盤に差し掛かった2月上旬ごろ、制作会社からフィルムコミッションに一本の連絡が…それは最終話を再び長崎で撮影するというものでした。予期せぬ吉報に驚きましたが、関係者一同喜びを分かち合いました。
今回の撮影は2日間と非常に短く、事前にいただいたスケジュールには、ぎっしりと予定が組まれていました。そのため、すぐにロケ地の調整が始まり、製作陣も早めの長崎入り。施設管理者や近隣住民の皆さんに温かく迎え入れられながら丁寧に挨拶まわりを行い、着々と撮影に向けて準備が進められました。

またも立ちふさがる天候不良、どうなる短期ロケ

機材を乗せたトラック、スタッフを乗せたロケバスが撮影場所に到着すると、着々と準備が進められました。約2ヵ月ぶりに訪れたスタッフの第一声は「帰ってきました、長崎!」。私たちもスタッフの皆さんと再会の喜びを分かち合いました。
リハーサルが進むにつれ、現場は緊迫した空気へと変わり、「本番、用意」の掛け声とともに、2日間におよぶ短期ロケがスタートしました。
今回の撮影は、主人公・雨(永野芽郁さん)と太陽(山田裕貴さん)が過去の思い出の地を巡る重要なシーンばかり。
第1話で二人が赤い傘を差しながら並んで歩いた「オランダ坂」。初日から長崎特有の急こう配の坂道での撮影となり、スムーズにカメラを移動させるため、板を挟んで専用レールの高さを水平に調整するなど、工夫を凝らしながら撮影が行われました。
第3話で雨と太陽が夕陽に向かいこっそりと影で手を繋いだ「長崎水辺の森公園」。突然の撮影開始に偶然居合わせた皆さんは大喜び。しかし、いざ本番が始まると演技を食い入るように見つめ、静かに撮影の様子を見守っていました。居合わせた高校生は、「毎週ドラマを見ていています。また長崎に来てもらえてすごく嬉しいです。」と満面の笑みを浮かべていました。
そして、今回一番の難関となったのは「眼鏡橋(中島川公園)」でした。第1話の精霊流しのシーンなど、度々登場し本作の代表的なロケ地となりました。人通りや交通量の多さ、さらには夜の撮影という状況に加え、またもや急な雨に見舞われました。前回に引き続き突然の雨との遭遇。それでもスタッフの皆さんは雨をしのぐため、びしょ濡れになりながらもビニールシートで現場を囲い、照明を設置するなど臨機応変に撮影を続行し、プロ意識の高さが伺えました。
また、今回初めて訪れたスタッフによると、観覧客や交通量の多さがまるで渋谷のスクランブル交差点で撮影しているようだと驚きを隠せない様子でしたが、観覧客の移動や本番中の通行止めに快く協力してくださる姿に「撮影にこんな協力的な姿勢は、他では考えられません。」と感銘を受けていました。
その後も降り続く雨の中、第3話で登場した「長崎孔子廟」での撮影が続きます。水面に映る幻想的なランタンの灯とは対照的に、雨が弱まるタイミングを見計らいながら撮影は進みます。気温は下がり、雨に打たれながらも必死に演技するキャスト二人の姿は今でも鮮明に残っています。最終話で太陽が雨のために願った「恋ランタン」のシーンはこうした厳しい環境の中で撮影されました。

感謝の気持ちを行動で、長崎ならではの「おもてなし精神」

ロケ2日目は、第1話で太陽が初めて雨に声を掛けた「長崎県立長崎東中学・高等学校」からスタートしました。
現場に到着するや否や、キャストやスタッフを心地よく迎え入れようと早朝から生徒の皆さんたちが率先して校内清掃を行っていました。偶然にもこの日は卒業式の前日。高校3年生にとっては、残りわずかな大切な時間です。撮影を今か今かと待ち望む生徒の皆さんの気持ちを汲み、永野芽郁さんと山田裕貴さんが全校生徒に手を振って笑顔で応えるサプライズがありました。二人の登場とともに一斉に大きな歓声が上がり、喜びに満ちあふれていました。
続けて撮影が行われたのは、聖地として多くのお客様が訪れている雨の祖母が住む家「東山手甲十三番館」。何度も訪れているためか、キャストもスタッフも皆さん安堵の表情。心配していた雨も止み、第10話で登場した太陽が雨にアラビアンナイトを読み聞かせるシーンや、桜祭りで太陽の花火が打ち上げられることを喜び合うシーンなどが撮影されました。同館を管理している黒田さんからは温かいコーヒーが差し入れられ、夜風が吹きつける中、皆さんの疲れた心を和ませていました。

遂に迎えたクランクアップ!一同が驚いたロケ地MAP

最後のロケ地は「グラバー通り」。実は11月に行われた撮影も「大浦天主堂」から始まりました。偶然にも始まりと終わりを同じ場所で迎え、この4ヶ月間の思い出が、一気に頭の中を駆け巡りました。
最終話で雨を背負い、坂道を上る太陽。「カット」の合図がかかるまで何度も行き来を繰り返し、一切辛い表情を見せず最後まで真摯に演技に向き合っていました。
ドラマでは決して見られないキャストやスタッフのひたむきな姿勢、県民の皆さんの協力があったからこそ、本作は無事に最終回を迎えることができました。
長崎を舞台にしたドラマとして末永くこの作品を愛していただきたいと感じています。
そして、キャストやスタッフも驚いた「長崎ロケ地MAP」。長崎から本作を盛り上げるために発行したことを今回のロケで初めて知った皆さん。数々のロケ地を振り返ると共に、すでに聖地巡礼が行われていることをとても喜ばれていました。
私たちにとっても長崎の魅力を再発見することになった本作。県外にお住まいの方も長崎にお住まいの方も、マップを手にストーリーを思い浮かべながら、ロケ地巡りを楽しんでみませんか。
 

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