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教会めぐり

聖のイコノグラフィー

カトリックの教会で目にする聖像や聖具、シンボルにはさまざまな宗教的な意味合いがあります。意匠には、聖書の一節をモチーフにしたものが多く見られます。

バラの花

マリアの象徴。信者が祈りの時に使う数珠様のものを「ロザリオ」といい「バラの花冠」という意味。

林檎

キリストまたはマリアの手にあるときは救い、アダムの手にあるときは罪のシンボル。

クローバー

三位一体(父と子と聖霊)。

とくに白鳩は聖霊のイメージ。

椿

長崎県の教会堂に多く用いられている意匠。深紅の花がポロリと落ちる様子を殉教者にたとえたものとも言われている。

白百合

純潔の象徴。マリアのイメージ。右手に百合の花を持った男性の像は、マリアの夫ヨゼフ像。祭壇や柱などの装飾にも多く見られる。

白百合

柘榴(ざくろ)

一つの実に無数の種が収まっていることから多産、豊饒、また教会そのもののイメージ

柘榴(ざくろ)

聖体の象徴。慈悲深さ。束で示すときは感謝。葡萄と組み合わせると聖体祭儀を表わす。

麦

葡萄

聖書ではオリーブとともに聖なる植物とされる。葡萄酒は聖なる飲み物であり、キリストの血の象徴としてミサで使われる。

葡萄

偉大さ、力強さ、栄光の象徴。冠は茨の冠が昇華したもの。「被昇天の聖母」「天の元后」のマリアも戴冠している。

命、誕生、再生のシンボル。復活祭で卵を配るのはそのため。

舌状に表現される火は殉教と信仰への情熱を表し、聖霊降臨の図像では使徒たちの頭上に聖霊として表現される。

ペリカン

雄のペリカンが自分の胸を突いて流れ出た血を雛に飲ませる図像は、自らを犠牲にするキリストを表現。

ギリシャ語で魚はICh‐TYS、これが「イエス・キリスト神の子救い主」の頭文字と一致するのでキリスト自身のシンボルとされる。

獅子、蛇、竜

邪悪のシンボル。「無原罪の御孕り」や「無原罪の聖母」ではマリアがこれらのどれかを踏んでいる。

心臓

聖人が手にしている場合は愛と敬虔のシンボル。矢に貫かれた心臓は悔恨、深い改悛、試練に耐える献身。

月、星、太陽

「太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に12の星の冠をいただいていた」というヨハネの黙示録の一節をモチーフにしたものは聖母像に多く見られる。

IHS

ラテン語でIesus Hominum Salvator(イエス人間の救い主)の略。

IHS

XP(キー・ロー)

ギリシャ語でXPISTOS(キリスト)の最初の二文字。

XP(キー・ロー)

INRI

十字架のキリストの頭上に掲げてある看板の文字。ラテン語IesusNazarenus Rex Iudaeorum(ユダヤの王ナザレのイエス)の頭文字。

INRI

AとΩ

ヨハネの黙示録「わたしはアルファーにしてオメガである」から、キリストが世界の原理であるとの象徴。

   

参考文献/ジェニファー・スピーク『キリスト教美術シンボル事典』(中山理訳 大修館書店)/ミシェル・フイエ『キリスト教シンボル事典』(武藤剛史訳 白水社)

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