劇中のサルスベリは現物ではなく、美術スタッフによるもの。予約なしで抹茶と和菓子のセット600円がいただけます。
シーボルト通りの老舗らしい店構えが落ち着きます。
隆之と陽子が仲良く歩くシーンに登場します。
車は通行できない道幅が、かえってカップルたちの距離を近づけてくれるよう。なだらかな坂が続きます。
原作にはありませんが、隆之と陽子がドライブへ行く場面は、長崎郊外の外海町。観光名所の出津教会や遠藤周作文学館でも、撮影が行われました。
石田ゆり子さんが、共演者の冨司純子さんやスタッフと共に来店したレストラン。
冷たいナスの料理が美味しかったとか。
「いのししと豚足のパテを出した記憶がありますね」と店長さん。石田ゆり子さん、冨司純子さんが来店。もともと細長いお店のつくりのため、お客さんもあまり気づかなかったそうです。
この映画ではシナハン(シナリオハンティング)がとても思い出に残っています。監督やカメラマンなどと長崎駅裏から聖福寺、諏訪神社、桜馬場、寺町界隈など市内を2日間くらいかけて歩いてまわりました。スタッフの皆さんは、長崎の人でも相当きつい行程をよく歩いたと今でも感心しています。現場までは、機材はもちろん、どうやって登ろうかとシナハン初日から心配されていたことを思い出します。ロケ当日は人力で運び大変でした。
お勧めスポットは、「聖福寺」。まちなかにありながら、静かで心落ち着く場所なので、映画のシーンを思い出しながら是非訪れていただきたい場所です。
原作を忠実に再現した感動のドラマ。
小学校教師・隆之は、視力を失っていくベーチェット病だと診断される。恋人の陽子に別れを告げ、故郷の長崎へ帰る。一方陽子は隆之が忘れられず、彼を追って長崎へ。美しい風景が二人を温かく見守る至極の恋物語。
原作/さだまさし
監督・脚本/磯村一路
出演/大沢たかお 石田ゆり子 ほか