長崎のはずれの小さな漁村に住み、祖父母の世話をしながら毎日を淡々と生きる土木作業員・清水祐一。出会い系サイトを通じて佐賀在住の馬込光代と出会い逢瀬を重ねるが、実は祐一は世間を騒がせている殺人事件の犯人だった―。互いの孤独を埋め合う二人はあてのない逃避行をスタートさせる。長崎出身の芥川賞作家・吉田修一の同名ベストセラーを妻夫木聡&深津絵里主演で映画化した人間ドラマ。
モントリオール世界映画祭「最優秀女優賞」受賞!
同映画祭の日本人の最優秀女優賞受賞は「天城越え」 (三村晴彦監督)で田中裕子さんが受賞して以来27年ぶり、2人目という快挙!深津さんは、「みんなで勝ち取った賞。監督や共演者はもちろん、舞台となった福岡・長崎・佐賀で感じた土地の力もいい方向に導いてくれた」とニッコリ。トロフィーを映画の象徴的な場所である五島列島の灯台に飾りたいという嬉しいコメントもありました。