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中国盆会 (ちゅうごくぼんえ)

死者の霊を慰める盆祭り「普度盂蘭盆勝絵(ぼうるうらぼんしょうえ)」

エリア
長崎
テーマ
祭り・伝統行事
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昔、死者の霊をなぐさめるため、崇福寺、福済寺、興福寺の3寺合同により唐人屋敷で行われていましたが、現在は旧暦7月26日からの3日間、崇福寺で行われるようになりました。

この盆祭りは、正式には「普度盂蘭盆勝絵(ぼうるうらぼんしょうえ)」といって、有縁仏、無縁仏をも含めて同時に法会を営むものです。 

第1日は、僧侶によりお経があげられ、釈迦その他尊者の霊を慰め、第2日は同じくお経をあげて亡者や霊を呼びます。

第3日は全世界の霊に対し供物をあげ、迷い出た人にいたずらしないよう金山、銀山、衣山などを燃やして米饅頭を天に向けて投げ、霊を送ります。

金山、銀山は金銀貨を意味し、また衣山は着物、洋服、履物等を意味しています。
 
境内第一門をくぐり第二門(第一峰門)のところにある人形は、七爺(ちーえ/背が低く黒い丸顔)と八爺(ぺーえ/背が高く長顔で白衣)といいます。この2人は人間の魂を冥途に連れて行く役割の神です。

本堂の前にはパノラマの娯楽室、沐浴室、女室、舞踊場があります。

この玉殿は亡者のために設けられたもので、中には精進料理が供えられ、絶えず香煙が揺らいでいます。

さらに本堂の横には冥界における亡者の36軒の店があり、ここでは亡者が物を買ったり、遊んだりできるようにしてあるといいます。

夜の境内にはいくつもの赤いランタンが灯され、唐人鉄砲や鉦、太鼓の音が始終鳴り響きます。
 

遠く関西方面からの参詣者も加わり、盛装した中国の老若男女が三跪九拝(中国式の参拝方法)をして手を向ける香煙は全山をおおい、たいへんな賑わいをみせます。

基本情報

住所 長崎県長崎市鍛冶屋町7-5 崇福寺
電話番号 095-823-2645(崇福寺)
駐車場 会場周辺に有(有料)
アクセス ・崇福寺電停から徒歩約3分。崇福寺入口バス停から徒歩3分。
・路面電車/長崎駅前電停から崇福寺行きに乗車し、終点・崇福寺電停まで約12分。
・長崎バス/JR長崎駅前東口バス停から早坂・風頭方面行き、または長崎駅前南口バス停から田上・茂木方面行きに乗車し、崇福寺入口バス停まで約10分。
・車/JR長崎駅前から約10分。

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