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いま、人々は「物の豊かさより心の豊かさ」を求めています。
そのため、観光そのものの考え方も、これまでの「見る」だけの観光だけでなく、「見て、体験し、考える」という体験型の観光が注目をされてきているのです。その結果、例えば酒蔵を訪れ工程を見学しながら麹作りを体験したり、実際の農家で農作業を手伝ったりといった、新たな観光のかたちが生まれています。


スタジオ集録

現在の子供たちは生活のなかでの「体験」の機会を持つことが難しくなっています。そのため、学校教育のなかでその機会を与えてあげることが、大きな課題となっています。修学旅行においても、これまでの集団行動ではなく、生徒一人ひとりが課題をもって自主的に自ら求める体験が重視されるようになりました。つまり、体験をとおして生徒自身が考えることができる、豊かな修学旅行が求められているのです。
文化や技術に直接触れる実体験は、現代において貴重なもの。かけがえのない楽しい思い出にもなります。

一口に産業観光といっても、そこに含まれる形態はさまざまです。企業や自治体の視察や、修学旅行の一環として、または、もっと気軽に親しみたい方もいるでしょう。
いずれの場合にも、それぞれの目的にあった視察地、施設を選び、自分なりの課題をもって取り組むことが大切です。なにも肩肘を張る必要はありませんが、一般的な観光との大きな違いは、自ら楽しみ、学ぶことですから、何かひとつでも自分なりのテーマをもって訪れることで、その視察や体験はより楽しく、より豊かなものになるに違いありません。